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日差しを浴びながら

冬の間に仕入れた丸太は、暖かくなる前に皮を剥いておかないと、トロの部分を木喰い虫にやられてしまう。そろそろタイムリミット。外作業にはもってこいの季節になりましたが、そろそろ草刈りもやらないと…。腰が重い。

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失敗もある

先月島根の市で買ったケヤキの丸太は5.6mのうち元の1.5m部分を残してあとはほとんど腐れ、という無惨な結果に終わった。元はと言えば、ウロやクサレがあって買い手がつかなかったものを、それほどひどくはないだろうとの見込みのもとに札を入れたもの。皆の見立てのほうが正しかったわけだ。
同日、森林組合の所長さんから電話。「買い手がつかないザツ(雑木:樹木名が不明の木の総称)があるんだけど、○○さん買ってくれませんか? 何とかこの木を生かしてやってください。」懲りずにこの話にすぐ飛びついてしまったのだから、我ながら呆れる。

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ケヤキの製材

いつもお世話になっている製材所の帯ノコの製材可能寸法は直径80センチ程度の丸太まで。住宅建築で使う木材の製材には必要十分だが、稀に、それ以上の大きさの丸太を製材する場合は、別の製材所に、それ以上の大きな製材機を持つところに持ち込むことになる。幸い同じ市内に賃挽きしてくれるところがあり、最大幅が130センチのケヤキの丸太と110センチの杉の製材を依頼した。ケヤキは枝分かれする根元の部分で二股に分かれたところには大きな穴があいていて、買い手がつかなかったものを先の島根の原木市で安く手に入れたもの。毎度書いていることだが、木は、特にテーブルに使うような大きな板をとる場合は、完全無欠のよりもあばたのあるものの方が表情豊かで、立ち姿や育った環境などを想像させる手がかりを与えてくれて、素直なまっすぐのものよりも面白い。
総重量1トンもあろうかという木の製材には、やはりそれ相応の技術がいる。機械から外れて落ちてこようものならそれこそ大けがだし、そうならないまでも大切な木をダメにしてしまう。およそ1時間半かけて2本を製材し、それ相応の代金を払った。今回お世話になった製材所の方々二人も自分の父親の世代。いつまで続けてもらえるのだろうか。見通しは明るくはない。

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原木市の行方

 毎年秋から春にかけてのこの時期に材料を仕入れるのだけれど、これまで世話になっていた岩国の原木市は最近競りの規模を大幅に縮小、並ぶ本数はかつての数分の一程度までに激減した。大口の客からは直接注文を受けていて市自体は機能しているようなのだが、合理化のためか、経営方針を変えたのか、土場に丸太を並べて競りをするというスタイルを捨ててしまった。確かに近年、現地で競りに参加する人も少なくなっていて、電話発注やインターネットでの入札が多くを占めてきているという背景はあるのだろう。そういった大口の注文者は材種と長さと径級だけで数百本単位で発注し、半ば無人化された工場で機械的に製材する。一本一本木を見ながら気に入ったものだけ買い、木を見ながら製材するのとは真逆のスタイルだ。数の論理で市の形態もそちらに合わせてゆくことになるのも、ある程度は致し方ないのかもしれないが、少数切り捨てへの方向転換は何とも腹立たしい。
 お世話になっている製材所の方と「どうにかしないといけないね」と話をしていたら、島根県に大きな市がたつので行きましょうと誘われた。朝6時半出発、片道2時間弱の行程。途中、−3℃の気温表示。霧の中に所狭しと丸太が並ぶ姿は本当に久しぶり。今回の市はおおよそ3000㎥の原木。参加者も50人以上いただろうか。岩国で見たことのある顔もちらほら。お茶や菓子、弁当も振る舞われ、会場も賑やかだ。「はい、檜4m36センチ、3万円から、3万円、3万円…」と競り人の威勢の良いかけ声とともに口競りが始まり、9時半から昼の1時頃まで延々3時間超。欲しい木が競合すればどんどん競り上がるけれども、欲しい木が皆それぞれ違うのが面白いところ。結局杉とケヤキを数本ずつ手中に収め、弁当を頂いて帰路についた。立ち通しによる疲労と満足感とで助手席でうつらうつら。一元の小客である我々にも向こうから声をかけてくれ、歓迎してくれた島根県森林組合の経営方針と従業員の方々の努力にエールを送りたい。
 しかし、地元山口に木は豊富にあるのに隣の島根県で木を買う必要性は本当はないはずなのだ。地元で買いたい者がいるにもかかわらず、いままでの顔の見える関係性の中での取引システムを壊してしまった山口県森林組合は本当に愚かしい。材料が並ばない、人が集まらない、声の響き渡らない市というものが果たして存続し得るのか。もう一度立ち止まって考え直してほしい。

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お蔵入り

トチの大板その後。最初から使い道がきまっていた訳でもなく、予定どおりのお蔵入りです。面のねじれをかんなでとって、反り防止のカシの吸い付き桟を入れて、小口に割れ防止のベニヤをはって、再び倉庫にしまいます。当初9センチあった厚みが、ねじれをとると6センチ程度になってしまいました。おおよそ1/3を鉋屑にしてしまった訳です。

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