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現場片付けで思うこと

左官工事が終わった。今回の新築で使った土は、いずれも2t車で、荒壁土5台、中塗り土5台、砂3台分。自分の2tトラックの荷台にブルーシートを敷いて、スコップで積み上げ、荷台満載の土を、次の現場の大島まで運ぶ。ここ10年で家づくりの環境がガラリと変った。市場にはほとんど人工乾燥された木材しか出回らず、数少ない町の製材屋も高齢化。土壁の材料を供給する泥コン屋はひとつ消え、またひとつ消え。風前の灯。替え刃の鋸が主流になり、近場の鋸の目立て屋も体調思わしくなく休業状態。手刻みに欠かせない込み栓角のみ等の電動工具も廃盤。プレカット率は間違いなく9割以上。10年後、いや5年後に自分がどういう状況あるのか見通せないが、自分のスタイルををくずして仕事を続けるつもりは、今のところない。 伝統だから残さなくてはいけないなどとは思わない。受け手の積極的意識のない継承は、単に自分の時代が過ぎ去り消えてゆく事に対するノスタルジアに過ぎない。伝統の担い手自身が伝統の継承を訴える事に、保身的な自己満足的な違和感を感じ、気持ちが悪い。

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2件のコメント

[C943] 変わる環境

以前は「泥んこ屋」の車が走行した跡を見かけましたが今はなくなりました。
良いものを作る技術と道具の継承は消えるのでしょうか。
  • 2017-03-08
  • 投稿者 : tatu_no_ko
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  • 編集

[C944]

tatu_no_koさん
仕事がなくなり、食ってゆけなくなれば廃業になるのは必然です。続けてほしいけれどやめるなとは言えない。何を得て、かわりに何を失うのでしょう。ただ、一度失われてしまった技術やシステムは、再び取り戻すことは不可能、もしくは非常に難しい。これが滅びに至る道なのでしょうか。
  • 2017-03-09
  • 投稿者 : 尼助丸
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