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残る仕事と残らない仕事

「大工さんは自分の仕事が残るからいいね」としばしば言われる。対して、残らない仕事は音楽や料理といったところか。逆に「ぼくらの仕事はあとに残らないからいいんだよ」と酒の席でバイオリニストさんが話してくれて妙に納得したことがある。建築は形として残り、しかも万人の目にさらされることを拒否できない。私事、過去の仕事と対峙して、満足感よりも恥ずかしさが勝ることの方が多いように思う。100%満足のゆく仕事はないし、日々考え方や指向も移ってゆくので、「10年前のお前はこうだった」と有無を言わさず突きつけられるのはそれなりにしんどい。それでも歳を重ねて、やっと我が身のつたなさの変遷をそれなりに客観的に見れるようになってきたように思う。
 およそ20年前見習いの頃作った実家のキッチン。木でキッチンを作る大工仲間の仕事に憧れて作ったもの。杉の無塗装なので結構汚れはひどいが、見た目のくたびれ感以外は特に問題はない。滑りの悪くなったキャスターを新しいものに交換して、引き手を大きいものに取り替えた。父がいなくなって母一人になると、いろいろなことが気にかかるようになり、少しずつ手を入れている。もう父に遠慮する必要はなくなった。

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