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かんなくずの行方

新築工事の話がほぼまとまり、木ごしらえに入る。土台、柱、梁それぞれ数十本ずつ。少し大きめの寸法に製材して在庫しておいたものを、曲がりやねじれをとりながらプレーナーに通して正角にしてゆく。その際にでるかんな屑は集塵機で倉庫の2階にたまるようにしてある。容量は約6㎥、1トン袋6つ分。これが3回転はしただろうか。かんなくずの扱いは産業廃棄物。都会ではお金を払って処理していると聞く。もっとも、巷では、最近は4面加工された定寸の材料を直接材木屋から買うことがほとんどで、こういった木ごしらえの作業自体がほとんど消えてしまっている。重い材料を抱えて1週間続く作業はかなり過酷で無理はない。適寸のものがたまたまなく、たまに材木屋から定寸のものを購入することがあるが、加工する必要なくそのまま現場に持ち込める手軽さには大きく食指を動かされる。
かんなくずは以前、有効利用を図るため袋につめて断熱材として使ったこともあったが、現在、隣町の畜産農家の方に毎回引き取ってもらっている。牛舎の床に敷き詰めて牛の寝床に。いずれ糞尿と混ざり堆肥となる。「新しいのに変えてやると、牛も気持ち良さそうにしている」ときくと、こちらも嬉しくなる。

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