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「技は国産、木は輸入」

今日の朝日新聞be on Saturday掲載「匠の美」の副題を見て違和感を覚えた。以下、本文。
興福寺「中金堂は8世紀初めの建立以来7度の火災に遭い、江戸時代の炎上消失以降この平成に至るまで再建されずに来た。(中略)今回は、創建当時の”天平回帰のデザイン”という。(中略)技は「現場」があってこそ伝えられると言われるが、この職人たちにとって「現場」は継続的に供給されてきている。(中略)木材の調達は全て国産で、とはいかなかった。長さ10m直径77センチの母屋柱は36本必要。これは日本のケヤキに似た樹齢400年のアパの木をアフリカから調達。他には、直径62センチの柱30本も輸入材になった。(以下略)」
読み終わって違和感は嫌悪感に変わった。
これほどの木、どれ程の恩恵を大地にもたらしてきたことだろう。いくら払ったかはわからぬが、収奪と言うにふさわしい。自国の文化財の保護、技術の継承という名目があれば他国の木を金にまかせて伐ってよいのか。自前で材を調達できず他からの収奪を前提とした文化や技術などニセモノだ。そうやってできた建物は公衆面前マスターベーション、見るも恥ずかしい。誇るべき文化などでは決して無いし、そんな技術は捨てるが良い。

3件のコメント

[C857]

そんな天平回帰だったらしなくていいです。
日本はどうなってしまったのか?と思う事が多々。
意味のない事ばかりで悲しくなります。

[C858] 悲しい現実

世界文化遺産登録は観光客誘致のため、そんな輩の考え方が如実に現れた外材依存でしょう。
風土のことなる外材で何百年後にも日本で残るのですか?
  • 2015-06-21
  • 投稿者 : tatu_no_ko
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  • 編集

[C859]

shingoさん
そこでは働く職人たちが何も感じすに鉋をかけているとすれば、ただの大工バカと言われても仕方がない。庶民の生活とは全く関係のないところでのお遊び。

tatu_no_koさん
異国の地で耐えうるかは、なんともわかりません。それならいっそ杉もしくはヒノキの集成材で大きな柱を作れば良いじゃないか、と。それこそ、年数が経ってどうなってゆくのかが楽しみです。


  • 2015-06-23
  • 投稿者 : 尼助丸
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