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杉のつかい方
身近にある杉を多用して家をつくっていると、ややもすると「これでもか」といった感じで見た目うるさくなったりもするので白身赤身、節あり節なし、目粗目積など、木取りによっていろいろと使い分けたりと工夫が必要だなと感じます。杉のキッチンですが、柾目使いで戸板をつくりました。台所は特に汚れやすい場所なので、気にする方は多いのですが、いつもこういっています。「無垢の木なのでもちろんシミができ、傷がつき、変色します。しかしそんなつまらないことなんか気にせず、大らかにつかってください」
生活の足跡の残らない家や家具に魅力はありません。日系家具デザイナーのジョージ=ナカシマの写真集にこんな言葉がありました。「家具は生活と密着していなければならないから、必要以上に高価なものとして扱われるべきではない。必ずできる傷やくぼみは、家具としての味わいを深める。・・・私にとっては、家具が一度も使われたことがないように、その表面が輝いてすべすべしているものほど、魅力のないものはない。」


生活の足跡の残らない家や家具に魅力はありません。日系家具デザイナーのジョージ=ナカシマの写真集にこんな言葉がありました。「家具は生活と密着していなければならないから、必要以上に高価なものとして扱われるべきではない。必ずできる傷やくぼみは、家具としての味わいを深める。・・・私にとっては、家具が一度も使われたことがないように、その表面が輝いてすべすべしているものほど、魅力のないものはない。」

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