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包丁掛け

大工です。

気が向けば台所にも立ちます。しばし仕事のことを忘れる時間です。前の壁に杉の包丁掛けを付けています。合計8本。たいそうなごちそうをつくる訳ではないのだが、知らぬ間に増えてこの状態。いつでも手に取れる、目に入る位置にあると、台所に立つハードルが低くなります。

DSCF2470.jpg

どれも、違う鍛冶屋がつくったもので微妙に形も違います。たまに地方に行って町中で鍛冶屋を見つけると、ふらふらと吸い込まれます。鑿や鉋といった大工道具をつくっているところはほとんどありません。店にあるものは鎌や鍬などの農器具が主です。そこでつい「ひとつ包丁でも」となるわけです。それらも大概は年老いたじい様がひとりでやっている様子で、風前の灯の風情。しばし世間話をしながら「まだまだやってくださいね」とエールを送ります。しかし、それぞれの地に根ざした野鍛冶たちはそう遠くないうちに絶滅するでしょう。「今度行ったらもう店は閉まってるかな」と寂しい想像をしながら、包丁を握ります。


4件のコメント

[C182] ほーっ!りっぱな包丁が8本

包丁1本 晒しに巻いて~e-291って唄がありましたが・・・
8本も 用途の違うものそれぞれみたいに見えますが・・・いいなあ
まだ もう2~3本 空き場所があるような・・・
料理の腕も 包丁次第ですかね?v-7
  • 2009-04-21
  • 投稿者 : うたちゃんの店
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[C183]

「弘法筆をえらばず」は当てはまりませんね。切れない刃物での作業は苦痛です。かならずしも高価な刃物=切れる刃物ではないのも面白いところです。
  • 2009-04-22
  • 投稿者 : 尼助丸
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  • 編集

[C232] 包丁

野鍛冶 素敵な響きです。
地方の小さな町のいろんなものが
無くなっていくことはさみしいと思います。

豆腐屋もそうです。
  • 2009-06-28
  • 投稿者 : 時に覗く通りすがり
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  • 編集

[C235]

時に覗く通りすがりさん
年をとるにつれて今まで見えなかったものが視界に入るようになりました。目には入っていたけれどもそれまでは興味がなく気にも留めなかったということです。まちにこうしたいろんな職人たちがいた江戸時代の暮らしに少しあこがれます。
  • 2009-06-29
  • 投稿者 : 尼助丸
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