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サクラ咲く

18歳のT君が新しく仲間に加わりました。2年ほど前から高校の休みをを利用してちょくちょく顔を覗かせていましたが、どうしても「大工になりたい」と、うちに来てもらうことになりました。地元の木を使った手仕事による家づくりが物理的にも法律的にも難しくなってきていること、仕事の依頼もさほど多くはないこと、故にいつまでいてもらえるかはわからないこと、賃金も最低限しか払えないことなどを伝えた上の結果です。私が紆余曲折の末、大工見習いの門を叩いたのが27歳の時でしたが、行く先々で断られたことを思い出します。結果的に東京に住む私の親方に拾ってもらって今があるのですが、そんな自身の経験も断りきれなかった要因でしょう。この20年間で大工は半減して30万人、20歳未満の大工は2000人程度という中で大工になろうという訳ですから、前を歩く者としてできる限りのことをしたいと思います。
幸か不幸か7月までぽっかりと仕事が空いた状況なので、カンナやノミなどの最低限の古道具を支給して、使えるように手入れすることからはじめてもらっています。鉋刃の裏出しから研ぎ、鉋台の直し、ノミも同様に。とにかく「平らに、真っ直ぐに、顔が歪まずに映るように。刃が丸くならないように」と。慣れないとこれがなかなか難しい。いざ現場が始まってしまうと、どうしても道具の手入れは二の次になりがち。仕事にかかる前提として刃物が切れないと仕事はできないし面白くもない。妥協せず体で覚えるところから。数日研ぎものを続けて指先がテーピングだらけになったT君。刃と一緒に指も研いでしまい皮が剥けるのです。何年かすれば皮も厚くなり指も太くなるでしょう。

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