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竹小舞

前回、作業量が増えたと書いた。そのことは木造建築に関わる様々な人々が自分の周りから消えてゆく現実と直結している。乾燥した国産材を扱う材木屋、製材業者がいなくなり、自分で原木から買い付けするようになる。フローリングなどの加工をお願いしていた加工業者が廃業、自分で加工する術を検討するようになる。土壁の材料を供給してくれる業者が次々と廃業し、新たな業者を探し回る。土壁の下地となる竹小舞を編む職人さんが辞め、自分たちで竹を切り出して自分たちで編むようになる。つい最近、今まですっとお世話になってきた電気屋さんが高齢のため仕事を辞退されたので、今回は自分たちでやる。左官屋さんは77歳、元気そのもので今回の現場は問題ないが、いつまでやってもらえるか。

幸い周りの若い大工たちが元気なので、事あるごとに助けてもらっている。

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上棟

新築の墨付け刻みは若い衆二人に全て任せ、自分は機械の引越し、材料の引越し、作業場の整備に徹した。木拵えから上棟まで4か月を要し、11月1日に無事上棟を迎えた。機械を最大限に使えるようにセットしたことで、外注に出す作業が減り、その分自分たちの作業量が増え、過酷さが増したようにも思う。体を楽にしたいという思いで始めた作業場建設は思わぬ方向に向かっているようにも思える。
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