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終の作業場(7) 土台敷き

若い仲間に集まってもらい、土台の墨つけと刻みそして土台敷きまで。土台のヒノキは製材寸法おおよそ130㎜角。普段の仕事ではプレーナーで全てを120㎜程度にまで落として全ての材を同寸直角に仕上げるが、今回その工程は省略。製材したままの状態の材に墨をして、細かいことは気にせずスピード重視でザクザクと刻んでゆく。数十本の材をプレーナー加工すれば二人で半日仕事。その分、材は小さくなる。カンナ屑も大量に出る。その作業がないだけで随分と精神的に楽。今回目指す方向は2点。建物としての構造強度は最大限確保すること、そして材料を無駄に削らずあるがまま使うことで手間を減らすこと。表面的な綺麗さからは無縁の無骨な建物を理想とする。

4人で1日仕事。仲間と一緒に過ごす楽しい時間。

材に芯墨を打つ仕事はどのくらいぶりだろう。

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陶芸小屋

同じ町内に住む陶芸家さんから急遽、電気釜を置く小屋を作って欲しいと依頼された。女流作家展が迫っていて、できるだけ早くお願いしたいとのことだった。その現場は7月からとりかかっている改築工事の現場から見える山の高台にある。同時並行が可能だろうと判断して引き受けた。できるだけ早く、安く。ブロック基礎、土台、柱、梁、桁はすべて3寸角、床も3寸角直仕上げ。アルミサッシは解体材として保管してあったものから、サイズの合いそうなものを使う。
墨付け、刻みから、屋根、床、サッシ取付、内壁、外壁まで3日。
翌日、作品を乾燥させる棚を作り、重さ120kgの電気釜を運び入れて、完成。

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