FC2ブログ

Entries

神殿とコロナウィルス

3月末、2年に一度開かれる隣町の神楽。岩国市指定無形民俗文化財。12の地区が持ち回りで当屋となる。地区内の田に掘立で仮設の神殿(かんどの)を立てて、そこで舞う。ということなのだが、相談者の前回の担当は24年も前の話。田も減り、住人も高齢化し、寄付も思うように集まらない。「なんとか安く立ててもらえないか」と話があったのが昨年末。2年毎にビルドアンドスクラップでは手間も費用も負担が大きすぎて誰もやらなくなる。そこで、組み立て解体できる軸組を提案。どこかに保管しておいて、各地区で共有する。

材料は杉材。3寸角(9㎝角)34本と3㎝厚の貫を14枚、それと楔。材料代は10万円未満。土台のレベル調整きちんとして、柱を建てて貫を入れ、楔で止めて、桁を組む。3寸角という細い材料で4間*3間半の大きさを維持できるのか不安もあったけれど、顎をつけた通し貫が揺れを押さえてくれて、無事上棟。二人で半日。

数日前、「コロナウィルスの影響で、神楽中止はないんですか?」と尋ねると、
「神楽自体、五穀豊穣、災厄退散がそもそもの趣旨なので、やる。」との回答。

現時点で、ここ山口県で感染者は6名、県東部では幸いまだ感染者は発見されていない様子だが、3/24までの相談件数が7247件、PCR検査実施件数が192件(山口県健康増進課)とある。相談者の2.6%しか検査がなされていない。日本全国におても同様で、3/11までで相談件数が167,201件あったうち、PCR検査実施件数は4,850件。検査実施割合は2.9%に過ぎない。この国において、危機管理という言葉がないのは、太平洋戦争の時から、原発事故が起こってからも、何も変わっていない。都合の悪い現状には目をつぶり、対策も講じない、いざ事が起これば成り行き任せ、そして責任は取らない。このような指導者を選んでしまった国民の罪は重い。その能面為政者たちは自粛を要請。自粛を要請?(言語矛盾。ボランティアを強制というのと同じまやかしだ。)要するに空気を読んで行動しろということを言いたいのだろう。命令するには合理的な説明が要る。しかし信ずるに足るデーターはないから説得力のある説明はできない(意図的に調べようとしていないー無作為の意図)。命令すれば責任が生じ、そのことによって生じる様々な問題に具体的な対策をとる必要が生じる。でも、無駄なお金は使いたくない(こんな時のためにこそ税金はあるはずなのに)。情報が絶対的に不足している中で人々が我が身を守るために買占めに走るのは当然の話。「物流には何の問題も生じていません。ものは十分に確保されています。皆さんの元に生活必需品が行きわたらないということが起こらないように、これから政府はあらゆる手を尽くし、皆さんの生活を守ります。」とでも、自分の言葉できちんと言葉で説明しろ(例えばメルケル首相のように)。 そして行動に移せ。
こういった危機管理の無さを、内田樹は「日本社会には最悪の事態に備えて「リスクヘッジ」をしておくという習慣がない」日本人の民族史的奇習だと喝破している。

景気浮揚策として出てくる和牛券やら魚肉券やら旅行券やらというお話。強制的に肉を食わされたり、魚を食わされたり、旅行させられたり、と家畜扱い。うんざり。ふざけるな、金の使い道まで指図されたくはない。現金を給付しろ。その金をローンの返済にまわそうが、たとえパチンコで散財しようが文句を言われる筋合いはない。人はそれぞれ置かれている状況も違えばなすべきことの重要度の位置付けも違う。ひとりひとり人格のある人間なんだ。バカにするにも程がある。現金給付せずに使い道の決められた商品券を配られるというのは、国民に対する自由権の侵害だ。と、声をあげていい。あげなければいけない。

現在、リフォーム工事の最中。自営業者は日々の現金収入が途絶えれば生活ができなくなる。大工がどうやって在宅ワークとするか。頭を抱える。政府はあてにならない。どうやって生き延びるか、自分の頭で考えろ。 

とりあえず今日は在宅ワーク1日目。各自家で平面プランの検討。

P3240030.jpg

P3240037.jpg

古鉋

現場毎にふっと時間が空くことがある。そういう時はふらりとリサイクルショップに入る。地元のその店には、大工の手道具が無造作に置いてあることがある。鑿も鉋も鋸も赤錆が浮いていてとてもじゃないがそのままの状態で使えるようなものはない。しかし、大工が長年にわたって大事に使っていた道具というものは判るもの。 鉋を1丁2000円で買って帰った。使いたおされて台は薄く、刃は残り2センチまで磨り減っていた。 台から外して砥石で裏を出し、その後刃を研いでやると、30分ほどできれいな刃がついた。無造作に反り止めのボルトを通された台は狂いもなく、刃をセットすると、きれいなかんなくずを出した。前所有者の大工のことを思った。

P3050040.jpg

Appendix

カレンダー

02 | 2020/03 | 04
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -

最新記事

FC2カウンター

月別アーカイブ

検索フォーム

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QRコード