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釘とビス

めっきり釘を打つ機会が減りました。今、木造建築の現場では、ビス(ネジ釘)が釘に取って代わったわけです。12ミリ、15ミリといった薄い板や合板を広い壁などに大量に止め付ける場合には、大量の本数が必要になるために今でも釘は使います。が、そのほとんどはコンプレッサーを使った鉄砲打ちです。腰につけた釘袋から釘を取り出して玄翁で打つ場面が、今どのくらい残っているでしょう?

見習いの頃は、垂木や間柱、筋交いなども75ミリや、90ミリの釘で止めていましたし、天井板や壁板も小さな釘で止めていたように思います。90ミリの長い釘を打つ場合と、25ミリの短い釘を打つ場合では玄翁も使い分けていましたし、下向きに打つばかりでなく、壁なら横向きに、天井なら上向きに玄翁を振らなければならなりません。狭い場所では無理な体勢で釘を打つ場合も多々ありました。その頃すでに鉄砲の釘打ち機はありましたが、それでもいつも機械を使うわけではなく、手打ちの方が多かったような印象があります。
私の親方は、電動工具も人一倍早く取り入れていた方だと思いますが、それでも釘を手で打つことが普通だったのです。20年以上前は。

ビスにはネジが切ってあるため、木と木をくっつけた場合、釘と違って浮き上がる心配がほとんどありません。釘で浮き上がらないように止めるにはそれなりの工夫が必要ですが、ビスを使えば、(インパクトドライバという高価な道具が必要ですが)簡単にその懸念が解消されるということで、大工にとって必要不可欠なものになった訳です。釘からビスへという流れは強力で、思考が停止してしまうと無条件にビスを使う方が良い仕事だと思い込んでしまってもおかしくはありません。

しかし、ふと立ち止まって考えると、ビス一辺倒も良くないんじゃないかと考えるようになりました。このあたりのことを少し整理してみたいと思います。

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