Entries
竹を編む
去年の冬に伐って割っておいた竹、愛車に満載して現場に運んだ。数年前に引退されたに小舞の職人さんに手ほどきを受けて大工3人での作業。「何日位の作業になりますか?」とたずねると、「二人で4日」との返答。もう既に5日目、でもだいぶ慣れてきました。それにしても編むシュロ縄のたくさんいる事、町中のものを買い占めたような感じ。普段とは違う、楽しい作業です。作業も終盤、やってみたい方はお早めに。


足場板で
当日は雨
数日前から雨の予報、願いかなわず当日は朝4時前から雷をともなって雨が降り始めた。程なく雷は収まり、6時の時点で雨は降ったりやんだり。「棟は必ず上がる。事故があっては何もならない。」天気が荒れればその次点で中止する腹づもりで、とりあえずの決行を決めた。小雨降る中作業は進み、8mの松丸太の出番となった時点でミニクレーンの黄色の回転灯が廻りはじめ、警報音が鳴り始めた。吊り初めの段階で悲鳴を上げるということは、これからさらにブームを倒せばクレーンもろともひっくり返る可能性がある。ミニクレーンには0.3tの表示、どうしたものかと頭を悩ませたが、人力を借りながら片方づつ吊り上げて事なきを得た。どれだけ準備をしても、現場現場でそれぞれ特有の条件があり、こうした突発的な問題は常につきまとう。悪条件の中で皆の知恵と力を出し合いながらそれを解決したときの達成感と充実感、これは無上のもの。

