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竹を伐る

今年は早めに現場の大掃除を済ませて、家での作業に入った。
土壁の下地は本来であれば竹。地元の職人が絶えたのなら、自分たちでやってみるかと、隣の山から竹を伐り出すことにした。幸い近所の山は近年竹による浸食がすすんでいて厄介者扱いだ。「どうぞいくらでも」と返事をもらい、冬休みに入った子供達の手を借りて竹伐開始。3尺幅の壁に3m換算で約24本。家一軒分、壁が80カ所あれば1920本必要。3mの竹をを5本に割るとしても400本必要になる。1本で6mとしても200本伐り出す必要がある。90本程度伐り出したところで枝打ちし、田で焼いた。焼けかすの炭の中で焼き芋をして休憩。
しかし、まだ道半ば。

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アイランドキッチン

木のキッチンをつくろうと8年前に購入したイチョウの大板、結局使われることなく倉庫に眠ったまだったが、ようやく日の目を見ることに。長さ3mの食卓、端に陶器製のシンクを取り付け、コンロは振り返った壁側に設置することで合意。木でつくることにリスクは勿論あるけれども、それでも「やってみよう」と決断したセルフビルドの彼に拍手。理解ある施主さんがいるから、大工も野心がくすぐられ、冒険でき、少し、成長できるんです。

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昭和の名残

雨戸の敷居とレールの取り替え工事に島まで。山道を登りきって、そこから先家までのおよそ30mは車が入らず、坂道を鋼管の足場を担いで往復。雨戸をばらして、古くなった既存の木の敷居を撤去、新しい檜の敷居と真鍮レールに取り替え。築数十年が経つ木建具ですがいまだ健在。古いガラス戸越しに見える瀬戸内海。帰りにみかんをいっぱい頂きました。

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原木市の行方

 毎年秋から春にかけてのこの時期に材料を仕入れるのだけれど、これまで世話になっていた岩国の原木市は最近競りの規模を大幅に縮小、並ぶ本数はかつての数分の一程度までに激減した。大口の客からは直接注文を受けていて市自体は機能しているようなのだが、合理化のためか、経営方針を変えたのか、土場に丸太を並べて競りをするというスタイルを捨ててしまった。確かに近年、現地で競りに参加する人も少なくなっていて、電話発注やインターネットでの入札が多くを占めてきているという背景はあるのだろう。そういった大口の注文者は材種と長さと径級だけで数百本単位で発注し、半ば無人化された工場で機械的に製材する。一本一本木を見ながら気に入ったものだけ買い、木を見ながら製材するのとは真逆のスタイルだ。数の論理で市の形態もそちらに合わせてゆくことになるのも、ある程度は致し方ないのかもしれないが、少数切り捨てへの方向転換は何とも腹立たしい。
 お世話になっている製材所の方と「どうにかしないといけないね」と話をしていたら、島根県に大きな市がたつので行きましょうと誘われた。朝6時半出発、片道2時間弱の行程。途中、−3℃の気温表示。霧の中に所狭しと丸太が並ぶ姿は本当に久しぶり。今回の市はおおよそ3000㎥の原木。参加者も50人以上いただろうか。岩国で見たことのある顔もちらほら。お茶や菓子、弁当も振る舞われ、会場も賑やかだ。「はい、檜4m36センチ、3万円から、3万円、3万円…」と競り人の威勢の良いかけ声とともに口競りが始まり、9時半から昼の1時頃まで延々3時間超。欲しい木が競合すればどんどん競り上がるけれども、欲しい木が皆それぞれ違うのが面白いところ。結局杉とケヤキを数本ずつ手中に収め、弁当を頂いて帰路についた。立ち通しによる疲労と満足感とで助手席でうつらうつら。一元の小客である我々にも向こうから声をかけてくれ、歓迎してくれた島根県森林組合の経営方針と従業員の方々の努力にエールを送りたい。
 しかし、地元山口に木は豊富にあるのに隣の島根県で木を買う必要性は本当はないはずなのだ。地元で買いたい者がいるにもかかわらず、いままでの顔の見える関係性の中での取引システムを壊してしまった山口県森林組合は本当に愚かしい。材料が並ばない、人が集まらない、声の響き渡らない市というものが果たして存続し得るのか。もう一度立ち止まって考え直してほしい。

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