やっとこ天井板を貼る段取りになる。既存の天井板を剥いで古い梁を得油で荏油でお化粧してやる。長年の埃にまみれていた材が、生気を取り戻す。手はかかるけど、やっぱり木はいいな。
年一度の小旅行。お世話になっている材木屋さんの誘いを受けて、岡山の材木市へ行きました。広大な木材問屋の敷地に日本各地から集まった材料がところ狭しと並びます。気に入った材があれば、声をかけて商談。値札はついてはいますが、そこは交渉次第。「これと一緒にあれももらうけど、いくらにしてくれる?」変に値切るつもりも無いのですが、これもひとつのコミュニケーションとして楽しんでいます。材木屋さんはやはりおしなべて面食いで、きれいな表情の欠点のない、万人受けするような材を好んで買います。したがってどうしてもそういった材は値もはります。私は、あまり人気のない、あばたのあるような材しか買いません。値段もそこそこ。価値観が人と違うというのはありがたいことです。今回の私にとっての掘り出し物はブラックウォールナットの一枚板。一目惚れ。手元に届くのが楽しみです。
新設した2階建ての倉庫、中二階は木屑集積タンク。真下の戸を開けてトラックに積み込む。本郷の畜産家に届けて牛肉と物々交換。今まで処分に困っていた木屑をこうして生かしてもらえるようになった。残りのスペースは何とか冬までには休憩所として活用できるようにしたいのだが…。
20数年ぶりに錦川下りを決行。南桑から岩国IC付近まで。水量少なく、鬼門の沈下橋もなんなくクリア。安心した矢先、竹がおおいかぶさった右カーブの瀬に突入し、あえなく沈。メガネ紛失後は一転逆風となり、うすぼけた状況で彼の指示どおりひたすら漕いで何とかゴール地点に到着し、4時間の川旅は終了。川を甘く見ては行けない。水の力というものを改めて思い知らされた一日。「錦川でも、結構人が死んでるんですよ。去年も女性が沈下橋に張り付いて」とは知り合いのカヤッカーの後日談。そういう話は事前に教えといてくれなきゃね。事情を話して、坊主達との川下りは当面延期。