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エポキシ

5枚の合板をつなぎ合わせてかたちができたら、ハルにグラスファイバーをかぶせてエポキシでコーティング。これで強度と耐久性を確保します。エポキシは2液を混ぜ合わせてつかうタイプのもの。だらだらベトベト、子供の遊びのよう。へたくそ。この作業をしたのは、実は3月上旬。まだ寒い時期で、エポキシも粘度が高くてのびない。結果的に大量のエポキシをつかってしまい、足らなくなったので追加発注するはめに。ここでかなり重さを稼いでしまう事になるとはこの時は思いもよらなかった。はじめての事は勝手がわからない。

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成形

切り出した合板を銅線で止めてゆきます。このまま銅線ごとエポキシで固めてしまいます。このままでは仕事ができないので、作業が終われば天井につり上げます。

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耐水合板で

「子供とのんびり川下り」
「近くの海で船釣り」
この二つを念頭に選定した結果、「ミルクリーク16.5」というカヤックの図面を購入。フィート、インチの単位の図面で、読解するのに四苦八苦しながら材料に寸法を落とし込んで型通りに切断。厚さ4ミリ程度の合板から数枚を切り出して、つなぎ合わせて舟の形を作るステッチアンドグルーという工法。形ができたらグラスファイバーとエポキシ樹脂で覆ってやればできあがり。同じ木工とはいえ、合板、接着剤、曲線、塗装など慣れない工程ばかり。果たしてうまく行くのか。夏休みには何とか進水式といきたいところ。

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久しぶりの棟上げ

先日は何年ぶりかの棟上げ。近年、古民家などの改築工事が続いていて、新築からは長い間遠ざかっていたので。

5年ほど前から、在庫している材木が雨にぬれないように小屋を作ろうと計画して材料も集めていたのだが、我が身の事となると極端に腰が重く、結局野積みしていた松丸太を腐らせてしまう始末。いくら土に還る家を標榜しているとはいえ、意図に反して早々に材を腐らせてしまうのは、本当に恥ずかしい。ごめんなさい、お松っつあん。

今回急に事態が進展したのは、墨付け刻み済みの材料が手に入ったため。大工の訓練生が卒業制作として実際に建てた2間×2間半の総二階の軸組を、千葉に住む杢人大工がトラックで運んできてくれたのがおよそ2ヶ月前。うちのとっておきの大板4m×1m(厚約7センチ)3枚と交換。

という訳で、今回は施主でもあり棟梁でもあるという特殊な立場。けれども墨付け刻みは赤の他人。図面とにらめっこしながら材料を一つ一つ確認してゆき、何とかひととおり理解した。大工の卵が勉強のために作った建物とあって、土台、足固めに始まって大黒柱、差し物、通し柱、貫、込み栓、等々、小さい建家にこれでもかと、いろいろ詰め込んだ建物だ。自分が刻んだものではないから、棟上げ時のドキドキワクワク感は薄いけれども、棟上げの日はやはりハレの日。今回は島で古民家を一緒に再生しているお施主さんたちもさそってのお祭り。しっかり手伝ってもらって、屋根にも登ってもらって、4時過ぎには何とかしまえて、晩は久しぶりにうちに大勢押しかけての大宴会となった次第。そのまま泊まってもらって翌日解散。

材木置き場の小屋からかなり姿形を変えてしまって、木屑小屋兼休憩所(?)となる予定。
当初の意図もどこへやら。課題は先送りされたまま。
楽しかったので、まあいいか。

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木の屋根

母屋の前の半間幅の塀。崩れた瓦屋根を取り払って木の屋根に。棟には竹。屋根に勾配があれば意外と漏らないものです。今後どのように変わってゆくのか楽しみです。

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ふるい

朝、現場に行く準備をしていたら、同じ集落のYさんが来て
「すまんがこれでふるいを2つ作ってくれ」
「明日でええ?」
「急ぐんじゃが」

急遽作りました。所要時間30分。
この集中力があれば、何でもできそうです。
うちにも欲しいんですが、切羽詰まらないとなかなか作りませんね。

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杢人の会コラム掲載

杢人の会2012年6月コラム担当「夫が大工になって」

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