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やってはみたものの

瓦1枚の寸法をはかって、タテに墨を打ち、それにそって瓦を並べてゆく。順調順調と思いきや、3段目に移った頃、「あれ、合わない。」瓦同士がせってうまく噛み合ない箇所が何カ所も出てくる。古い既存部分の葺き幅を確認すると10枚で9尺1寸、したがって1枚あたり9寸1分。最初1枚あたりの葺き幅を8寸7分で設定していたのだから1枚あたり4分(12ミリ)も違う。これくらい遊びをとらないといけなかったわけだ。あえなく一時撤退して最初からやり直し。後日瓦屋さんが心配して見に来てくれて、「昔の瓦は大きさやねじれが一定じゃないから、まず最初に瓦を葺く前に1枚1枚見て振り分けないといけない」と教えてくれた。言われてみれば至極当然の事、自分だって木は1本1本選別して使っているのだから。瓦屋さんの親方曰く、「今の瓦はJIS規格で大きさがほとんど一定。いまはもう若い者で古い瓦を土で葺ける者はおらんやろ。」生の木を扱わなくなってきた大工の世界と同じ構図だ。
プロからいろいろと指摘は受けたものの、我らにわか屋根屋にはそんな技術があるはずもなく、ある一定の線で妥協せざるを得ない。自らの無知と「何とかなるやろ」という根拠のない自信と傲慢さに恥じ入りたくなる。しかし、ここまできて投げ出すわけにはゆかない。

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