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解体は楽し

同じ部落の築100年(?)の蔵、土葺きの瓦がズッて雨漏り。屋根をはがして垂木からやりかえることに。「はがした木は風呂木にするから、その辺においといて」とお施主さん。使われている材料が瓦と土と木しかないというのは、精神衛生上、本当に良い。解体時、石膏ボードはぼろぼろになるし、合板はバサバサではがすときにはその体をなしていない。しかし、現在の市販の家は石膏ボードと合板でできているといっても過言ではない。口の悪い友人の大工にいわせればそのような今の家は「ゴミ」。しかも石膏ボードに至っては、埋められた処分場で有毒ガスが発生して死者が出てからは、遮蔽された管理型の処分場にしか捨てることができなくなった。購入するときよりも捨てるときの方が値段が高いといった、とんでもない代物だ。新築一件あたり軽く百枚以上使われていると見積もるが、30年後解体されるとき、その処分方法が問題になるのは間違いない。こわすときのことを考えない、ゴミ処理方法が後世まかせ、まさに原発と同じ構図だ。突き詰めて考えれば、原発に反対しながら合板と石膏ボードに囲まれた、24時間人工換気が必要なオール電化の家に関わるということは、どうしても相容れない。しかし、資源エネルギー政策の見直しという名目のもと、前述のような新建材で囲まれた住宅をさらに進化(?)させたような形で義務化しようという流れがあるらしい。ふざけるな、馬鹿野郎。

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CDラック

二つの部材を、加工せずに平らなまま釘やビズで止めることを「イモで継ぐ」という。「そこはイモで良いよ」「ここはイモじゃまずいから大入れで」などというのは大工同士の話。手間をかけない簡便な仕事だが、イモできちっとした仕事が、実は一番難しい。仕事に逃げがないからだ。

CDラック、当初イモでと考えていたが、時間的余裕もあったので蟻で組んでみたら、思ったより手間もかからず、イモ仕事のときに使う余分な神経も使うことなく組み上がった。段板の間にはクルミの木を倒れ防止に挟んでやって完成。

DSCF1862.jpg

手元にある材料で

作業場便所その後。

現場で余った1mの端材と、解体した小屋材と、改修工事でいらなくなった古いアルミサッシと、現場で余った御影石と、規格外で安く手に入れた檜の5分板と、いらなくなった建具とお古の便器とウオッシュレットと現場工事用の照明で完成。思いつきの突貫工事だが、トイレとしての用をなせばこれで必要十分。自分で自分の家を建てたら、おそらくこんな感じの寄せ集めのバラック建築になるのだろうな。飾りはいらない。

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