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ひといき
ハードな一日
スツール
古いストーブ
まだまだ寒い日が続きます。作業場で細かい仕事をやるときにはやはり暖をとりたくなります。正月実家に帰省した際、倉庫に眠っていたストーブを発見して持ち帰りました。小学生の頃、祖父が使っていたのを記憶しています。内部を開けて簡単に掃除をして、芯だけ新たに購入しました。きちんと合うかどうか心配でしたが、サイズはぴたりと合いました。取り付位置や金具などが多少違っていましたが、少し手を加えてやり、灯油を入れてマッチで火をつけると、ほぼ問題なくストーブとして機能しはじめました。ストーブ自体の構造は極めて単純で、余分な機能は一切ありません、それ故、数十年にわたって壊れる事もなく、今でも現役として使用可能です。もうひとつ感心したのは、今も昔も規格が基本的に変わっていない事です。ものづくりはこうありたいものです


外壁のはりかえ
傷んだ外壁を張り替えてほしいとの依頼です。数十年にわたって家を風雨から守ってきた杉の板は風化で10ミリ以下の厚さに。所々に板のめくれなどあるものの、腐る事も無くその姿を維持してきたその力には脱帽します。

幅180ミリ、厚さ18ミリの杉の赤身の板をよろい張りにして釘で止めてゆきます。無塗装です。「塗装しなくても腐らないか」とよくきかれますが、表面を塗装したものは、いずれ剥げ、再度ぬりなおす必要にせまられます。数年後に再度足場を組んで塗装し直すというのは大変な事です。適材適所を守ってやれば、木はそう簡単に腐るものでないことは、古い建物が実証しています。長持ちさせるためには塗装よりも1ミリでも厚い材料を使った方が良いという考えです。


幅180ミリ、厚さ18ミリの杉の赤身の板をよろい張りにして釘で止めてゆきます。無塗装です。「塗装しなくても腐らないか」とよくきかれますが、表面を塗装したものは、いずれ剥げ、再度ぬりなおす必要にせまられます。数年後に再度足場を組んで塗装し直すというのは大変な事です。適材適所を守ってやれば、木はそう簡単に腐るものでないことは、古い建物が実証しています。長持ちさせるためには塗装よりも1ミリでも厚い材料を使った方が良いという考えです。
