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石の顛末

大工です。

たまった廃物の処理に明け暮れる、年末の一日。
玄関や風呂等に使った後のコッパ石。大ハンマーでひたすら小さく叩きつぶし、庭のトラックの下に敷き詰める。
もう少し小さくしたいところだが、ご勘弁。

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木材の顛末

大工です。

床を解体して出た木材。大引に根太、床板。表面的には形状をとどめているが、切ってみると腐朽菌とおぼしきものに浸食されて、切り口はすが入った状態。体重をかけるともろくも簡単に折れてしまう。木も骨粗鬆症のような状態になるんですね。こうなると、築80年を経てもはや寿命。40センチ程度に切りそろえて我が家の燃料にします。釘はついたままですが、構わずそのまま薪ストーブに放り込みます。釘は灰と一緒に回収します。

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薪ストーブは今や我が家にとって欠かせない存在になっていますが、燃料となる薪はそのほとんどがこうした建築廃材、すなわち、現場で出た木っ端や、家の一部としての役目を終えた材料です。材種は杉やヒノキ、マツなどの針葉樹。火持ちが悪くてススがたまりやすく、薪ストーブの燃料としてはあまり勧められないとされるものたちですが、気にせず使っています。日常の生活において大工としての仕事をまわしてゆく中で自然とできたサイクルです。現在、古くなって解体される家はほとんどが重機であっという間に壊されトラックにつまれて処理業者の元に運ばれて工場でチップにされます。100年近く人の生活の場として使われた家も瞬く間にゴミに替わってしまい、いろいろな思いが錯綜する住み手や作り手の感情とは裏腹に、その作業に感傷は存在しません。家を手で一本一本ばらしノコ長さを切りそろえて薪として使うまでにはかなりの手間暇が必要ですが、できるだけこうして労力を使って、自分の手で、昔の大工が建てた家をほどいて薪にして火にくべて荼毘に付したいとおもいます。

自分が手がけた家が、いつ廃材として処分されるのかわかりませんが、できることなら重機で一気にぺちゃんこにされるのではなく、同じ「大工」に手を掛けて最期を看取ってもらいたい。ミンチでチップにされたくない。同じように薪として一本一本時間をかけて燃やして、未来の日々の生活を暖めてほしい。

こんなことを考えながら、今朝起きて薪に火をつけました。


接着剤で固めた合板はさすがに薪ストーブでは燃やしたくないので処分場行き。たまに出るカシやナラや桜といった広葉樹は火持ちがよく、我が家では高級品。ハレの日(火)にとっておきます。(蛇足)

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接着剤とのたたかい

大工です。

新しくはじまった築約80年の民家の改修工事。30年ほど前に一部増築されている。
全面改装、間取り改造のため、まずは増築部内部の壊しから。建具を外して天井,壁等を解体してゆく。その際一番困るのが接着剤の存在。腰に釘袋、玄翁とバールで板を1枚ずつ剥がしてゆくのだが、表面だけめくれたり、途中で折れたりと一筋縄では行かない。気をつけないと壊したくない部分まで一緒にくっついて来て壊してしまうことになる。それらのほとんどはベニヤなり○○ボードと言ったたぐいのいわゆる新建材というもので、接着剤を使うことが前提となっている。現在一般的になったフローリングも例外ではない。しかも施工時に床鳴りを恐れてネダボンドという、さらに強力な接着剤を用いている様子。こうなるともうそれだけ解くということは不可能で、下地も一緒に壊すしかなくなる。

接着剤で固められたもの、くっつけられたものはそれだけを取り外すことはできない。くっついている相手(大事な柱だった梁だったり、まだ使えるもの)までも一蓮托生でみんなだめにしてしまう。接着剤を使って家をつくるということは、壊す時のことを考えていない、もしくは修理して住み続けることを考えていないということに等しい。

それと比較して、増築部ではない建築当初の部分。それなりに材料は傷んではいるが、木組みと少しの釘でつくられていているため、解体修理は易しい。こう考えると、高度成長期以降の新建材の家は、まさに使い捨てという名にふさわしい。

修理するときのこと、解体する時のことを考えて仕事することを第一に考えて「接着剤は極力使わない」と、改めて肝に銘じました。

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かさなるもので

大工です。

大島に行ったらミカンを買おうととおもっていた矢先。
いろんなところから頂いて、増殖中。

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忘年会用に

大工です。

箸は毎日使うもの。手で持ち、口に触れる。いろんな木でつくるとそれぞれちがった感触が実感できて面白い。杉で四角くつくると、シャープでかしこまった感じ。料理も精進料理のように見えてくる。しかし材自体が柔らかいのでやはり長持ちはしない。栗やケヤキや桜でつくったものは無骨な感じだが、材は固いので丈夫で長持ち。普段使いにはやはりこちらか。

だめになった箸を整理して、同じ形と長さで新たに10膳つくる。材料は薪として燃やされそうだった栗の木。

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大工仲間が箸づくりのイベントをやります。
興味のある方は、どうぞ。


パンを焼く

久しぶりにパンを焼きました。

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私も子供も好きなチョコチップパン。

あっさりした甘みで、いくらでも食べられます。

1.5斤分なんて、あっという間。

焼きたてのおいしさは格別ですね。

イカ釣り照明

大工です。

居間の照明。既製品のデザインのよいものは高価であるし、そもそも我があばらやには不釣り合い。作業用の電灯を3つ、木の角材から手の届く高さにぶら下げてスイッチにつなぐ。電球は200Wのものから60Wに替える。さながらイカ釣り漁船のようで、かみさんも思わず苦笑。 3つの電球にはそれぞれスイッチがついていて必要に応じて3つ,2つ、1つとかえられるのでそれなりに使い勝手は良い。おまけにそれぞれにコンセントもついているから機能は満載。この作業用の照明は安価(1000円程度/個)なので、自宅だけではなく、仕事で携わった家でもこれまで何度か使っている。

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