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柱の交換3

大工です。

もう一本、根元が腐っていた柱を根継ぎ。

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柱の交換2

大工です。

太さ20センチの柱を替わりに入れて、それをサポートするように両サイドに柱を入れます。差鴨居には下から上に向かってほぞ穴を掘り、柱には10センチほどの長さのほぞをつくって差し込みます。
通常とは逆の手順で後から柱を入れるのはなかなか大変です。首も腕も、だります。
レベルも合わせて、柱の交換は完了です。

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柱の交換

大工です。

築120年以上の民家。120年以上前に他から譲り受けて移築したものだそうで、となるとそれ以上。200年近く、あるいはそれ以上たっているかもしれない。こうやって、解体、移築、再生ができるのが、日本の大工技術の優れた点です。こういった現場に出くわすたびに考えます。現在の家づくりは技術も思想も堕落しきっている、と。現在の家づくりの流れには、とことん抗いたいとの思いを強くします。

シロアリにやられた柱の交換です。悪いことに家の中心となる柱。四方から大きな差鴨居が刺さっていて、完全な交換は不可能。(住みながらなので)。鴨居下端で切断して新しい柱を入れることにします。

三方の差鴨居をジャッキで少しずつ上下てゆきます。家はみしみしと音を立てます。五感を研ぎすまして情報を受け取ります。最大限の注意を払いながら、3センチ上げたところで柱を切断します。

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麦の種まき

稲刈り前の田んぼに麦の種まき。

パラパラとふりまいて、田んぼ一面にまくことができました。

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このあと稲刈り、はぜかけ、脱穀。

新米をいただくころには麦の芽が出ているかな。

寒い

天井がすっぽりなくなったら、朝晩の寒さが一段と厳しくなりました。。当然ですね。

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あちこちにある換気口の穴から明るい日差しが見えます(涙)
さむい。。


私の大ブーイングでやっと薪ストーブの登場となりました。

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あたたかい。

じんわりと心地いいあたたかさです♪


自分の家をつついてかんがえたこと

大工です。

物欲はない方だと自認しているが、それでも毎日買うばかりで捨てなければモノは増えるもの。特に本の増加が著しい。庭付き、畑付き、田んぼ付きの、平屋で20坪ほどの借家は私たち家族4人には十分な広さだが、それでも重い腰を上げてこの休みにつつき始めた。天井を剥いでロフトをつくろうというもの。夏にやれば良いのにこれから冬に向かうという10月から始めたものだから、寒がりのかみさんからはブーイング。工期通りには進まないだろうことをよく知っているし、ましてや大工は自分の住む家のことにはとんと無頓着で、「どうでもいい」といった風情なのだから当然の事だろう。巷の三連休に天井を壊し、既存の梁の上に角材を並べて床をはる段取りをする。作業自体はそこそこすすんだので昼に缶ビール(正確にはリキュール発泡性)を空けてウトウトと。程なく電気屋さんが来てかみさんに叩き起こされた。自分が来てくれと頼んでおいて忘れているのだから始末に負えない。いろんな外圧もあって、この3日間で作業はかなり進んだ。ここで気を緩めてはいけないね。

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今回、自宅をつついてあらためて感じた事。大工には二種類いるということ。立派な(?)自邸を自らの手で建ててそこに住まう大工、またはそうしたいという意思を持った大工がいるのとは別に、自分が住む家には興味がなく粗末な家(あるいは借家)に住み、また将来も自らいい家に住もうという積極的な意思を持たない大工がいるということ。そして自分はまちがいなく後者であるという事。知ってる大工たちの顔を思い浮かべながら「やつも後者だろう」などと想像してみたりする。直接本人に尋ねた事はないので確かな事は分からないのだが。

ではその両者の間で意識の差異はなぜ生じるのか?その差異の原因はどこからくるものなのか?資金の有る無しもひとつの要因として存在するでしょうが、その事は本質的なこたえではないように思います。少なくとも私は現在のつぎはぎだらけの今の借家で十分だと思っていますし、仮に宝くじに当たったとしても大金をはたいて自宅を建てる事はたぶんしないでしょう。大工という仕事に対する熱意の差?これも明らかに違います。自らはあばらやに住みながらも依頼者のために身銭を投入してまで仕事に妥協を許さない大工を何人も知っています。

私が考えたひとつのこたえはこうです。後者の大工たちは「自分の家なんかいらない。家に大金を投じる価値はない。家なんか建てない方がいい。」そう考えているんじゃないかということ。家を建てる事を生業にする大工が家なんか建てない方がいいというのは、自分の首を絞めるようなおかしなはなしです。しかし現在建てられる家の大半はプロの大工をそう思わせるだけの、ワクワクしないもの、実体のないもの、うわべだけのもの、滑稽なもの、迷惑なもの、価値のないもの、と言わしめるのに十分です。大工だからこそそのつまらなさにいち早く気づき、「おれはいらないよ」と無意識のうちに反旗をひるがえしてるのではないかと思うのです。考えて見ればそれも無理からぬこと。築100年を経た古い民家は現在の建築基準法のもとで(違法建築とは言わないまでも)既存不適格の扱いを受け、大規模な改修もままならない。結局はなすすべなく取り壊されて工場で生産されたハウスメーカーの建てる無機質の箱が立ち並ぶ。このような状態でいったいどうやって大工は家を建てるという事に希望を持つことができるというのか。仕事にあぶれた町場の大工のうち幾人かは日銭を稼ぐためにハウスメーカーの下請けに入ります。それも望まざる状況で。つまらん家だと自覚しながらもそこで働かざるを得ない大工たちの心情は容易に想像できます。「メーカーの下請けに入るくらいなら、大工は辞める」と、現場を退いた大工も数多く存在するでしょう。
大工自身が家づくりに希望が持てないという事はつらい事です。しかし、このことは現実です。「将来なりたい職業は?」という子供への問いかけには必ず「大工さん」というこたえが上位に入るようですが、近い将来、そう思う子供の数は必ず減るでしょう。

もうひとつの私のこたえ。単純な事ですが、家づくり以上に重要だと考える事があれば必然的に自分の家のことは後回しになります。また、自分自身のことに対して興味が薄ければ(あるいは自分の住む世界ではなく自分と違う世界に住むもののほうに興味の対象があれば)自分が住む家についても興味の対象とはならないということになります。かみくだいていえばこうです。自分自身ががどういう服を着ようがどういう車に乗ろうが、どういう家に住もうが、実は私はあまり興味はないのだということ。そのことに気づきました。「小学校のときにいじめられてた彼女は今どうしてるだろうか、いまでもいじめられてるのだろうか」「菅家さんは刑務所で毎日何を糧に生きてきたのか」「授産施設にはどのような人がいてどういう暮らしをしているのだろうか」「中電の上関事務所に勤務する人たちはほんとうに原発は必要なものだと考えているのか。仕事だからしょうがなくやっているだけで本当は個人的には反対なんだという人も中にはいるんじゃないか」「拷問におれは耐えられるだろうか」そんなとりとめのないことに私の興味の対象はあるのです。


「もうひとつの個人的なブログについて」

このブログは基本的にはかみさんのブログであり、営業活動をほとんどしない大工に業を煮やした彼女が初めたものです。ここでは基本的に大工の仕事とその家族の日常のことが書かれています。途中から私もここに参加するようになりましたが、当初の成り立ちから、私の書く内容も必然的にその範囲の中でのものになるし、それ以上の事は必要ないと考えていました。私には私個人の別のブログがあるし、範囲を超える内容のものはそっちに書けばいいだろうし、この二つには関連性はないと考えて、あえてこのブログから直接のリンクも張らずに今日まで来ました。しかし、それ以外のこと、大工という仕事以外のこと、私が興味を示し考えていることは、自身の家づくりに対する思想と明らかに通底していて、決して切り離すことはできないのだと気づきました。仕事以外のことに対する、先に列挙したような私の興味がやはり大きく自分の家づくりにも影響を与えていて、まさにそのことこそが私がつくる家としてのアイデンティティを保証しているのだと。

今回こう考えたことを契機に、右のリンク欄に私自身のブログへの直接のリンクをはることにします。家づくりには直接関連のない私的な考えや感傷、時事問題に関する考え等、とりとめもなく不定期に書いています。こちらもどうぞよろしく。

久良工務店ー久良大作のブログ



ちょんな(手斧)

大工です。

丸太をはつるときに使うちょんなという手道具。使った事はないのだが、数年前たまたま手はいりそのまま放っていた。錆もきていてひどい状態。

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うちを訪れた大工さんが、たまたまこれを手に取り「これはいいちょんなだ」といったので、その気になって初めて研ぐ。どんな角度がいいのか、どのように研ぐべきなのか、何せ使った事がないのだから分からない。

暇を見て試行錯誤を繰り返します。

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冬支度

大工です。

半年ほどほったらかしていた丸太。
長さ4m直径30センチ程度の丸太が6本。
サクラが2本、カシが1本、ナラが1本、不明が2本。
涼しくなってきたので重い腰を上げる。

半分の2mに切ってトラックに載せて、自宅に運ぶ。
自宅に着いたらここからは手作業。
1本の重さは100キロ以上。1本ずつロープをかけて荷台から引きずり下ろす。
チェンソーで40センチの長さに玉切り。
刃が切れないと息が切れる。
途中ヤスリを出してきて目立て。
急がば回れ。

デスクワークが続く中、少しずつ薪割り。
丸太のままほっておいたから乾きがいまいち。
この冬にはまだ使えないかもしれない。
あとのまつり。

DSCF3969.jpg










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