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ケヤキの古い柱
大工です。
家を支える柱として役目を終えたケヤキの柱。市内の解体現場から、数年前譲り受けたものです。解体の際切られて、長さは2mちょっとしかないので使い道を思案していましたが、ようやく日の目を見ることになりました。古い民家に新たに囲炉裏をつくることになり、その囲炉裏縁として利用します。
24センチ角の柱を大丸鋸で半分に挽き割ります。

柱としての40年あまりの間にねじったり曲がったりしているので自動鉋にかけて平面と直角を出し直します。外部で使われていたのでグレーに日焼けしていましたが、削ると地肌が出て、ケヤキの匂いがあたりに広がります。

ケヤキは癖が強いので、いくら年数が絶ってるとはいえ新たに挽き割るとまた癖が出てねじれる恐れがあります。
このまま2ヶ月ほど放っておき、癖を出し切った上で再度平面を出し直角を出します。
家を支える柱として役目を終えたケヤキの柱。市内の解体現場から、数年前譲り受けたものです。解体の際切られて、長さは2mちょっとしかないので使い道を思案していましたが、ようやく日の目を見ることになりました。古い民家に新たに囲炉裏をつくることになり、その囲炉裏縁として利用します。
24センチ角の柱を大丸鋸で半分に挽き割ります。

柱としての40年あまりの間にねじったり曲がったりしているので自動鉋にかけて平面と直角を出し直します。外部で使われていたのでグレーに日焼けしていましたが、削ると地肌が出て、ケヤキの匂いがあたりに広がります。

ケヤキは癖が強いので、いくら年数が絶ってるとはいえ新たに挽き割るとまた癖が出てねじれる恐れがあります。
このまま2ヶ月ほど放っておき、癖を出し切った上で再度平面を出し直角を出します。

障子紙を貼る
建具が入る
二階の手摺
杉の建具
大工です。
盆前に頼んでおいた建具、障子10枚と板戸7枚のできあがり具合を覗きに、建具屋さんにおじゃましました。板戸はでき上がり、あとはガラスをはめ込むのみ。障子はこれから組み上げるところでした。

建具に使う材料は、世間では外材が主流です。安価で均一な材料が取れることが一番の理由だと思います。外材ではズプルース、ベイスギ、国産材ではヒノキ、杉などいろいろとありますが、最近は建具にも意識して杉材を使うようになりました。柱や梁、床等も杉を使うので、やはり建具も同じ杉材のものがよく合います。ヒノキ等と比べても杉は重量も軽く、建具には適しています。
数年前から桟済み乾燥しておいた板材から目の積んだ素性の良いものを選び、建具屋さんに運んで渡します。建具屋さんは「この板のこここの部分で框をとって、そこの部分で障子の中桟をとろう」などといろいろ検討し、木取りをします。一枚の板でも赤身の部分、白太の部分、目の積んだ部分、荒い部分などいろいろあり、性質や強度、見栄え等を考えながらの作業になります。
同じ材料を使う職人同士、勉強になることも多く、結局一時間近くいろいろと話し込んでしまいました。
仕事中どうもおじゃましました。

盆前に頼んでおいた建具、障子10枚と板戸7枚のできあがり具合を覗きに、建具屋さんにおじゃましました。板戸はでき上がり、あとはガラスをはめ込むのみ。障子はこれから組み上げるところでした。

建具に使う材料は、世間では外材が主流です。安価で均一な材料が取れることが一番の理由だと思います。外材ではズプルース、ベイスギ、国産材ではヒノキ、杉などいろいろとありますが、最近は建具にも意識して杉材を使うようになりました。柱や梁、床等も杉を使うので、やはり建具も同じ杉材のものがよく合います。ヒノキ等と比べても杉は重量も軽く、建具には適しています。
数年前から桟済み乾燥しておいた板材から目の積んだ素性の良いものを選び、建具屋さんに運んで渡します。建具屋さんは「この板のこここの部分で框をとって、そこの部分で障子の中桟をとろう」などといろいろ検討し、木取りをします。一枚の板でも赤身の部分、白太の部分、目の積んだ部分、荒い部分などいろいろあり、性質や強度、見栄え等を考えながらの作業になります。
同じ材料を使う職人同士、勉強になることも多く、結局一時間近くいろいろと話し込んでしまいました。
仕事中どうもおじゃましました。


マムシ捕獲
ダイヤモンド
漆喰に砂を混ぜて
大工です。
盆を挟んで、美和の現場は左官工事を終えました。
漆喰はどちらかというと青みがかった白という私の印象。日常の住まいとしてはもう少しザクッと仕上げたいとの思いから、漆喰に砂と土を混ぜてもらい試行錯誤。仕上がりはざらっとした感じでクリーム色になりました。まだまだ改善の余地はありますが、とりあえずは及第点でしょうか。建材メーカーが出している既製品の左官材料も各種いろいろありますが、素性が分からず値段も高い。原料を自ら調合していろいろ試すのは面白いものです。
与えられた材料を取り付けるだけの仕事はあまりにもにも寂しい。材料を自前で調達できることの喜びを再確認しました。
「ひとはパンのみに生きるにあらず。」


盆を挟んで、美和の現場は左官工事を終えました。
漆喰はどちらかというと青みがかった白という私の印象。日常の住まいとしてはもう少しザクッと仕上げたいとの思いから、漆喰に砂と土を混ぜてもらい試行錯誤。仕上がりはざらっとした感じでクリーム色になりました。まだまだ改善の余地はありますが、とりあえずは及第点でしょうか。建材メーカーが出している既製品の左官材料も各種いろいろありますが、素性が分からず値段も高い。原料を自ら調合していろいろ試すのは面白いものです。
与えられた材料を取り付けるだけの仕事はあまりにもにも寂しい。材料を自前で調達できることの喜びを再確認しました。
「ひとはパンのみに生きるにあらず。」

