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今日は特市。

大工です。

昨日、京都から友人が来てくれた。朝一番で修理した檜風呂をおさめる。これ幸いと友人に運搬を手伝ってもらう。この家に浴槽は三つあり、今回修理したものは一番小さく、水風呂用。あと10年は漏らずにもってほしい。

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早々に現場を後にし、一路原木市へ。今日はセリが行なわれる特市でいつになく人が多い。これはと思う丸太に目星をつけて、セリに参加。結果は五割くらい。半分は競り落としたが、半分は途中で断念。万人が認める非の打ち所のない木はどうしても値が上がる。マイナーな良い木(?)と思われるものが私の狙い目。こればっかりは製材してみないと分からないーばくちの要素も強いのですが、経験値を徐々に増やしてゆくしかありません。市に出るのは針葉樹の杉、檜、松が大部分ですが、広葉樹であるケヤキ、ホウ、モミ、サクラ、カシ、クヌギ、シイ、カシ、クリなどもちらほらと。建築用材としてはあまり一般的ではありませんが、そちらのほうにも後ろ髪を引かれます。

原木市自体は通年開いていますが、私の参加はこれでとりあえずおしまい。次の冬まで待つことにします。

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鋳物が割れた。

大工です。

雨漏りの工事で伺ったお宅で、車庫の地面にあった量水器のメータの蓋を壊しました。トラックで上に乗ると見事に真っ二つ。30年以上前のもので、探しても同じサイズのものはなし。鋳物でできていて修復は不可能と思われたので、新しいものを厚手の鉄板でつくってもらおうと考えた。世話になっている製材所で「いい鉄工所はないですか?」と尋ねたところ、「難しいけど鋳物も溶接できるよ」と教えてもらう。近所に万能のおじさんがいるのでその旨たずねると「やってやる。鋳鉄専用の溶接棒があるからそれを用意セー。」 どこで買えばよいのか分からず、いろいろたずねて店を見つける。ふつうのものより数倍も高価な鋳鉄用の溶接棒ー1本350円のものを3本購入。

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見事にくっつきました。(写真なし)

現場ごと、毎回いろんなことー望んでいないことーがあります。その瞬間は途方に暮れることも多いのですが、今まで解決策は何かしら必ず見つかっています。満点の解答などありえませんが、正面から向きあうことの大切さを実感します。

困ったとき、周りに相談できる人がいることの何とすばらしいことよ。



どうやって水を止めるか?

大工です。

檜風呂と格闘しはじめて、はや二週間。といっても初めてのことで、ほとんどが眺めてたり考えたりと、手つかずの時間。実労は数時間。それでも、考えているだけでは進まない。何とか方針を決めて作業開始。底板をはり、水を溜めて漏水試験をする。

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水を止めることは何と難しい。光が漏れるほどの隙間はないのだが、水を溜めると、水圧もかかってじゃんじゃん漏れる。浴槽は十年がたち、予想以上にくたびれている。千回以上濡れて乾いてを繰り返し、板を接いだところに隙間ができて、そこからの漏水。

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隙間を塞ぐのにまっ先に頭に浮かぶのはまずコーキング。高気密の現在の家づくりでは欠かせない材料。安価で手軽だが、一番安易な材料であることも確か。コーキングの耐用年数は数年と、ひと昔前耳にしたことを思い出した。 

埋木をするには隙間がなさ過ぎる。
また半日悩む。



隙間に詰め込んだのは杉の皮をもみほぐした繊維。杉皮はなかなか腐らない。水にも強い。繊維状にすれば小さな隙間にも入る。水に濡れると膨張して隙間を塞ぐ。
黙々と細かな作業。日も暮れて、水は止まった。

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実はこの方法、船大工さんから教わりました。易きにつかなくとも方法はあるものです。実際にやってみて、先人の知恵に、うなりました。


白モッコウバラにつぼみ

すっかり暖かくなりました。暑いほどです。

庭の桜がほぼ満開です。
サクランボのようにぶらさがって咲きます。
風にゆれて、とてもかわいい。

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そして、白モッコウバラにもつぼみがあるのを見つけました。

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いよいよバラの季節です!!


急須がなおった。

大工です。

割れた急須の修復を試みてひと月弱。おそるおそる取り出してみる。水を注いで数時間放置、漏れた形跡なし。接着剤としてはじめて漆を使ってみたのですが、何とか今のところ大丈夫なようです。日常使いで支障がないものかどうか、使いながら様子を見ます。
接着剤といえば、石油系のものが一般的です。仕事をする上で、好んで用いることはありませんが、ゼロにはなりません。今回、そこからわずかでも脱却できたことは、私にとっては大きな喜びです。
ぬか喜びでおわりませんように。

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板を接ぐ

大工です。

大浴槽は石風呂にして完了。小浴槽は腐った下部を15センチほど切り落として修復します。ノコで切ったあと、切断面に鉋をかけて平らにします。

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底面の板約80センチ四角を新たにつくります。材種は既存のものと同じ檜。水を漏らさないこと、腐りにくいことが第一条件です。水に強い赤身の部分をできるだけ柾目に近いかたちで木取りしました。元々は18センチ角の檜の柱、それを割いて鉋がけ。幅10センチ厚3センチの板に。雇い実を入れて接着、クランプで絞めて、乾くのを待ちます。

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しいたけの収穫

大工です。

若い頃は見向きもしなかったキノコ類に箸がのびるようになりました。
先月ホームセンターでしいたけのほだ木を1本買いました。
湿気の多い裏庭に放置。
半信半疑でしたが、できました。
少量でも、収穫はやはりうれしいものです。

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柱を継ぐ

大工です。

おそらく戦後に建てられた民家、の改修工事。外周にはコンクリートの布基礎がまわっています。今と違って、まず間違いなく鉄筋は入っていません。内部は独立基礎。使われている柱は松、檜、杉。数本はひどくシロアリにやられています。ジャッキで柱を揚げてやり、やられている場所をノミでかきとります。既存の大丈夫な部分はできるだけ残します。

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形状に合わせて新しい材料で継ぎます。強度を考えながら、無理のないかたちになるように。何度も形状と寸法を確認しながら新しい材料を加工します。この場所自体が一センチほど下がっていたので、その分新しく継ぐ柱を長くしてやり、元どおり水平になるようにして納めます。

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コーヒーマーブルパン

久しぶりにパンを作ってみました。

コーヒーマーブルのパンです。

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パンのひねり具合が難しくて、なかなか上手くできませんが味はおいしくできました。

見た目はちょっと、今ひとつですね・・。


山に入る

山に入って木を伐採する様子を見学させていただきました。

他の木を丈夫に育てるための間伐です。

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直径12センチ程度の約20年生の檜。
写真では細い木に見えますが、倒れて来る様子はなかなかの迫力です。

チェンソーを使うときの足元も悪く、山の仕事は危険で重労働だと実感しました。


山を下りて来るときに見つけたわさび。

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きれいな水がある証しですね。




春をいただく

子どもたちがつくしをたくさん摘んで帰ってきました。

きれいにはかまも取ってくれたので、アクを取っておひたしにしました。

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これからは山菜のおいしい季節。楽しみです。

レモンカード作り

友人から「たくさん収穫できたから」とレモンをいただきました。

早速、私の大好きなレモンカードを作ることに。

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タッパーいっぱいに作ってあります。

きっと、すぐなくなると思うけど。


石風呂をつくる

大工です。

風呂場の改装工事が終わりました。水が漏れはじめた檜の浴槽を撤去して石風呂にする工事です。防水のこと、下地のこと、追い炊きのこと、排水のこと、断熱のこと、材料のこと、寸法のこと等々、すべてをゼロから検討します。でき上がってみればなんてことはないのですが、既製品を使わずに一からすべてをこしらえるのは長時間の検討と手間と労力がかかります。左官と防水とタイル工事でおよそ10工程、すべて湿式で現場で造り付けるため、乾燥の期間も余分にかかります。結局、工事に取りかかるまでひと月、取りかかってから3週間かかりました。ユニットバスへの改造工事なら工事開始から完成までおよそ1週間程度でしょうか。

石は十和田石。水に濡れると濃い緑に変わります。縁は檜の赤身。後々取り替えがきくようにかぶせてあるだけです。

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麦踏み

昨秋、稲刈り前の田んぼにバラまいた麦。
麦といえば麦踏み。
寒い時期に何度か行なうことは知っていましたが、なかなか行動にうつせないまま今日まできてしまいました。ここまで成長すると、麦踏みするのもかえって逆効果になるようです。

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今春、うまく収穫できたら秋に蒔く種として保存しようと思っています。

麦踏みはできなかったけど、元気に育ってほしいものです。



もてなしをうける。

とある催しのアプローチ。
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さりげなく
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日も暮れて
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帰り道。
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