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燃料としての木材

 大工です。
 在庫している薪の量が少なくなると落ち着かなくなります。建築廃材を薪としているため、主だった材種は杉、檜、松。火持ちの良い広葉樹ではないため、身長以上積んでおいても、みるみるうちになくなってゆきます。 数年前まで使っていた灯油ストーブなら、スタンドまで灯油を買いにゆけば良い話ですが、薪となると話はちがいます。束にして市販されてはいますが、一束およそ400円。一日3束使うと1200円。ひと月で36000円。4ヶ月使って144000円。都会で生活する人が山に還元する額としてはこれでも少ないくらいですが、財力のない場合はそうもいきません。
 在庫している端材の選別が始まります。使用可能性が低いと思われるものは薪にまわされることになります。日頃捨てられない端材で狭くなった作業場が少し広くなります。

DSCF1789.jpg

 風呂場の改装のため十和田石を取り寄せたのですが、送られてきた石が乗るパレットが杉材でした。つい最近まで、そのほとんどが外材でした。外材は検疫のため防虫処理がしてある懸念があり、これまで燃料として使うことは避けてきました。それが国産の杉材に変わったことは素直に喜びたい、そう感じた途端、以前製材屋さんが「外材が高くなって、みんな国産材に手を出し始めた」と話していたことを思い出しました。相対的に国産材に割安感が出たからなのでしょうが、節操のないことだとも感じ、複雑な心持ちです。


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