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お膳をつくる

 引き続き大工です。

 お正月用のお膳をつくってほしいとたのまれました。材料を何にするかなかなか決まらず。朴(ほう)、欅(けやき)、檜(ひのき)、栗、いろいろと考えた末に杉に決めました。材料は幅35センチほどの天然杉。植林されたものと違って、目が積んでいて節も多い。抜け節もあり。それを活かして木取り。

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厚さ3センチをそのまま使います。重たくならないように裏をアーチ状にすきとります。ノコ目を入れて突きのみで削ぎ取ります。

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表側は5ミリほど凹ませます。

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表面を仕上げてオイルを塗り込んででき上がり。

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箸置きは桑の木の端材でつくったオリジナル。箸は朴と檜。

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年輪を数えてみると200年以上。

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ながくつかってもらえますように。


万華鏡作り2

大工です。

万華鏡作り3日目。数々の試行錯誤を繰り返し、なんとか形になってきました。家族を引き連れて手芸店や100円ショップをうろうろと材料探し。民芸店などでよく売られているものは筒の先端にビーズなどを入れたもの。まわすと具が動き、見える模様が変わります。写真はさらに手を加えて、粘度の高いオイルの中に具を入たもの。オイルを入れると動きがゆっくりになり、そのゆらめき自体を楽しむことができます。

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 先端のケースは100円ショップでみつけたアクリルケース。ふたがねじ式にになっていて液体も漏らさないもの。大きさもぴたり。

 のぞいた様子。

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 最初プラスチックのビーズを入れたが軽すぎて思うように動かず失敗。手芸店でガラス製のビーズを購入したが高価で少量。100円ショップで色ガラスの器を購入、細かく割って具に。組み立ての精度は良くなってきたが、像が微妙にぶれます。いろいろと調べてみると、ガラスの厚みで余分な屈折が生まれるらしい。今回使ったのは一般的な鏡で、ガラスの後に反射鏡がある。万華鏡に使うのは表面鏡といってガラスの表側がそのまま鏡になっているものらしい。近所には売っていないので、何とか手に入れて再チャレンジします。


万華鏡作り

無事建物の引き渡しが終わり、仕事も休みに入りました。

連れ合いが万華鏡作りにのめり込んでいます。
私も子供の頃、万華鏡を買ってもらってその美しい世界を楽しんでいました。
中にビーズやおはじきを入れたものや万華鏡の先に大きなガラス玉を入れて景色を見て楽しむものなど、試作品も含めて5、6個作ったようです。

写真は先端に大きなビー玉をくっつけたもの。まわりの景色、どんなものでも”具”になります。
塩ビ管に布クロスのあまりを巻いてお化粧。

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乗用車の後部。

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庭の草花。

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風景を見る万華鏡は初めて見る世界で面白い。見慣れた景色が万華鏡を通してみると別世界になります。子供たちにも大好評。

万華鏡の専門書も注文した様子で、「まだまだ作るぞー」と張り切っております。


古民家再生という仕事を終えて(大工より)

 連れ合いの大工です。はじめまして。
 10月5日から、順を追って古民家再生の仕事についてかみさんが書いてきましたが、実際の工事が始まったのは昨年の8月。先日竣工をむかえ、ブログの記事が実際の現場の状態にちょうど追いついたことになります。

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 付属建家を手で解体。曳き家をして新たな基礎の上にのせる。一部増築してから古瓦をすべておろして屋根の解体。垂木、野地板をとりかえて新しい瓦をのせる。間取りの変更、構造補強のために新たに梁や柱を入れる。外部を決めて、内部の造作。
 こういったいわゆる古民家再生の仕事、新築の仕事の場合と重複する部分はありますが、やはり別物です。新築の場合はすべての判断を大工ひとりで決定することが可能ですが、再生工事の場合、過去の大工との対話が必要になります。なぜこの材料なのか?なぜこの寸法なのか?なぜこう組んであるのか?なぜこうおさめたのか?すべての仕事がこの問いかけからはじまります。
 丸ノコをはじめとする電動工具のほとんどない時代にほとんど手道具だけで家を建てた先代の大工たち。材料ひとつひとつの加工の跡からその仕事ぶりを伺い知ることができます。あまりに機械に頼りすぎてしまっている現在の家づくり、そのすべてを否定するわけではありませんし、私達はその恩恵を確かに受けています。しかし、家づくりの根幹、すなわち仕事にかける時間、手間、情熱といった目に見えない部分では、彼等に遠く及ばないことを思い知らされます。そういったさまざまな思いが交錯する中、先人の仕事をできるかぎり活かしながら、どこをどれだけ補修したり取り替えたり手を加えたりするかを考えて仕事にとりかかります。

 実感したのは、昔の家は”土に還る家”であること、そして、”再利用が可能な家”であることです。材料は木、石、土、竹、紙、草、そして少しの釘や金物。そのままの場所でそのまま土に還してやることが可能です。現在の家の材料は木や鉄の他は石膏ボード、ビニールクロス、塩化ビニル、コンクリート、アスファルト、防腐剤、コーキング、プラスチック等々。これらは自然の循環には乗りません。また、いろんな種類の材料がくっついている複合材料が多く、それが分別解体を非常に難しくしています。30年後に解体された際に出てくる膨大な量のこれらの廃棄物をどうやって処分するのか、付随してどういった問題が引き起こされるのか、誰もまだ真剣には考えていません。つくった後のこと、壊す時のことを考えないものづくりは、後世にツケをまわすだけで、認められるべきものではありません。 
 この家は大工二人でほとんど重機も使わず手道具だけで解体することができました。出てきたものは木、石、土。太い梁などは金物は使わず継手で組んであるだけなので、ばらして再利用できます。石や瓦は外構工事の際に使います。古い壁土はあつめて再度水を加えて寝かせておいて、また再度壁土として利用。ほとんどゴミがでないことを実感しました。これらは特筆すべきことです。

 現在の家づくりは省エネ指向で高設備指向です。高気密高断熱の家が推奨され、古い民家などはそれと対極にあるものとして、日本中で躊躇なくどんどん壊されていっています。昔の家はすきま風も多く、現代の生活からすると不快で不便であることは否定しません。しかし、逆に家づくりの思想は明らかに退化しているように思います。現在の材料や技術を古い民家に取り込んでやれば、快適な生活は十分可能です。

  今回の仕事では、普段の工事では巡り会うことのできない様々なことを経験、考える機会となりました。1年半もかけて古屋を改築するということは、2ヶ月ほどで新築が建つこの時代においてはばかげたことだといわれるかもしれません。しかし、工期や値段が第一の条件となる家づくりには、やはりこれからも異を唱え続けたいと思います。



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 できあがってみて、「100年前にこの家を建てた大工が見たら、なんていうだろうな」などと、ふと考えます。「ようやった」と声をかけてもらえるのか、それとも「何だ、この仕事は」と一喝されるのか。席を同じくするなんてことは望むべくもあり得ない状況ですが、こわくもあり楽しくもありそうです。またさらに、この家が壊されるのはいつだろう、次の世代の大工が見たら何というだろう、とも夢想します。

 年が明けたら見学会を開く予定をしています。場所は周防大島です。時期が来たらまた当ブログでもご案内したいと思います。少しでも興味を持たれましたらのぞいてみてください。



竣工、整地

 建物内部の作業も終わり、引き渡しも間近です。
 道具や余った材料を片付けて整地作業に入ります。何事も下準備が大切。機械が入れない家の際などは、あらかじめ手でスコップなどを使ってきれいにならしておきます。

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 機械をつかって地面の凹凸を平らにしていきます。家を動かしたときに出てきた石は今後の外構工事に使うので、敷地のすみに寄せて置いておきます。
 
 最後にもう一度スコップを使ってきれいにならします。

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家のまわりもきれいになって、ようやく完成です。
約1年半の大仕事。
感慨もひとしおです。


古い足洗い場を設置

 古屋からつかわれていたセメント研ぎだしの洗い場、昔の職人がひとつひとつ手で作ったもの。以前は土間で使われていました。一段高くなった台の上に置かれていて、畑でとれた野菜などを洗う場所だったんでしょう。
 
 勝手口を出た場所に設置しました。プラスチックでできた汎用の足洗い場が売られてますが、働く家としての機能を求められていない現在の家にはそれで十分なのかもしれません。しかしサイズは小さく、腰を据えて作業するには幾分ものたりない。これはふたまわりくらい大きめのサイズです。立ち上がりも低めで使い良さそうです。ヒビも入っていますがまだまだはたらいてくれそうです。
 しかし、どうして昔のものは長持ちするものが多いのでしょうか。長年の使用にたえるだけの強度があるのはもちろんなのですが、それ以外に何か説明できない魅力をたずさえていて、もの言わず訴えかけているような気がします。仕事柄どうしてもそれをつくった職人さんたちの姿や仕事の風景を想像してしまうからかもしれません。


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面格子をつくる

 窓にとりつける面格子をつくります。

 道路に面した部分、合計5カ所。3センチ角に荒取りした材料を2.5センチ角に仕上げます。材料が細くなるため、できるだけ目のとおった真っ直ぐなものを選びます。赤身の部分が良いですが、合計150本あまり、すべてをそろえるのは難しいので白や源平(赤白)も混在します。仕上がったあとは4面の角の面を取ってゆきます。手かんなで軽くいちどずつ。

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 600本あまりの木の糸くず。

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 作業場でこしらえたものを現場で取りつけます。もちろん防犯の意味もありますが、面格子があると外からは中の様子が見えにくくなり、窓を開け放しておいてもあまり気になりません。うちと外とが柔らかく遮られます。もちろん意匠的な意味もあります。
 アルミでできた既製品もありますが、やはり味気ないものです。考えてみればアルミサッシの歴史はたかだか数十年。工業製品にたよった家づくりは、日本の住まいの歴史から見るとほんの一過点にすぎないのではとも考えます。

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照明2

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 木の家には白熱灯の柔らかい光がよく似合います。
 
 家の心臓のようにもみえてきます。





照明1

 設計士さんオリジナルの杉の壁付け照明。

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 照明器具が取り付くと、家は血が通ったように生き生きとしてきます。





古いガラスの再利用

 古材でつくった造り付けの机があります。その袖壁には明かり取りに古ガラスをはめ込んであります。改築にあたり不要になった古い障子戸にはめてあったもの。

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 柄は地方ごとにいろいろと特色があるようです。そういったものを調べてみるのも面白いかもしれません。

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木でつくるキッチン2

 木でつくるキッチンの続きです。
 木でつくった台の上にステンレストップをのせた状態。ガスコンロと食器洗い機を組み込んであります。背面はタイルばり。

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 作業場でつくっておいた扉や引き出し、収納ワゴンを取りつけます。
 やはり同じ杉材です。

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 他に収納場所が確保できたため、シンク下と食器洗い機の下はあえて何もつくっていません。ふさがないことで湿気も溜まりにくくなります。
 
 こういった家具仕事は普段の大工仕事以上に気をつかうようです。普段は何尺何寸何分で仕事をしますが、このような場合は状況に応じて何センチ何ミリで仕事をするとのこと。

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食器棚の扉をつける

 あらかじめ作業場で作っておいた食器棚の扉をとりつけます。材料はすべて杉。
 ひとつはキッチンの右側。上下に分かれていて台にはポットや電子レンジなどを置きます。奥のスペースは冷蔵庫置き場。
  
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 もうひとつはキッチン背面のもの。
 幅3m、高さ2m。

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 寸法どおり納まって、ほっと一息。





竹のつかいみち

 いま竹は厄介もの扱いです。繁殖力がつよく、手の入らない山林や耕作放棄された田畑がいつの間にか竹で覆われていたりします。家の裏山には檜が植えられていますが、やはり竹に浸食されつつあります。山と人のかかわりがほとんどなくなっていることを実感します。
 
 子供に手伝ってもらって11月に裏山から竹を切り出してきました。都合11本。稲刈り後のはぜがけ用に、なるべくまっすぐなものを。一度切り出せば数年は使えます。

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 先日、竹細工を教えてもらいに行ってきました。子供たちは竹とんぼ作り、大人は竹籠作り。材料はマダケを幅数ミリ厚さ1ミリ程度にうすくスライスしたもの。初めての体験でしたが、一日がかりで何とか形に。
 こういった竹籠もホームセンタにいけば数百円で手に入りますが、ひとつひとつ手で作るとなるとやはりかなりの手間がかかることを実感します。今回は講師の人があらかじめこしらえておいた材料を使ったのですが、その調達から自分でやるとなると、さらに大変。連れ合いは、「材料を自分で作れなくては意味がない。編むのはまかす」といって、年配の講師の方に教えてもらいながら、一人黙々と手刀でひたすら竹を細く、薄くひき割る作業に没頭していました。


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 来年は、土壁の下地につかう小舞のための竹を切り出そうか、と思案中です。





薪ストーブ 煙突掃除

寒さが厳しくなり我が家の薪ストーブはフル稼働です。

1週間から2週間くらいすると下の写真のように煙突の継ぎ目から煙が出てきはじめます。
こうなると着火のときに火のつき方が悪かったり、燃えはじめてからもストーブの扉を開けると煙がどっと出てきたりします。
こんな状態になる前に煙突掃除が必要ですね。

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煙突を外してみました。
思ったとおり、かなり汚れていました。

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うちの煙突は壁から外部へ出してあり横引きが長くなっています。そのためススが溜まりやすく、こまめに掃除をしないと煙道火災の原因にもなってしまいます。
煙突自体も一枚の金属板で出来ているシングル煙突なので外気の影響を受けやすく、せめて屋外の煙突は二重煙突にしたいなあと思っています。



古建具2

 まわり階段下の収納部分の開き戸です。

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 この古建具、大きさは約80センチ四方。おそらく建築当初約100年前につくられたもの。以前どこに使われていたのかは不明です。ホコリをかぶっていましたが、水洗いして乾燥、油で拭いています。多少虫に食われている部分もありますが、つくりはしっかりしていて丈夫です。
 上部の細工も建築当初のもの。

 今はベニヤなどの新建材でできた既製品の建具が主流で、たいてい傷や汚れがつきにくいようコーティングが施してありますが、そういったものは時間が経つほどみすぼらしくなります。再利用しようと思えるものにはほとんど出会いません。たいていは接着剤がはがれて構造的にもかなりやられていることが多いです。
 

 本物の素材と技術に裏打ちされたものは年を経てもやはり美しく、傷や汚れというものは
本当の美しさとは関係がないことを教えてくれます。





玄関土間

 玄関アプローチ部分や玄関土間部分はタイルをはって仕上げることが一般的です。
 ぬれても良いもの、かつぬれても滑らないもの。

 昔の民家は概して土間部分は広く、農作業の場所ともなっていました。この家も当初12
畳程度の土間があったと推察されます。タイルといった工業製品もまだ一般的ではなく、ほとんどが土のたたき(三和土)であったでしょう。

 今回つかったのは既製品の三和土風仕上げ材です。
 壁に貼った瓦タイルや御影石に摺り合わせながら押さえてゆきます。

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 コンクリートやタイルとちがって水を吸います。主成分が土なので多少はがれたりザラザラしたりということはありますが、工業製品にはない、柔らかな感じはなかなか心地よいものです。

 木は土から育ったもの、瓦は土を焼いたもの、紙は土から育った木からつくったもの。そう考えると、それぞれが相性よく感じるのは当然のことかもしれません。


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表具屋さんがはいる

 現場に表具屋さんがはいりました。

 新しくつくった襖をたてこみ、建具屋さんがつくった障子戸に紙を貼ってゆきます。

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 がらんどうだった空間がいっきに部屋らしくなります。

 座敷の奥にみえる襖には三対の漢詩が貼ってあります。改装前から同じ場所にありました。表装しなおして新たな襖紙に貼って襖縁も新しくしてあります。 

 こうして見ると、木と土と紙の家であることを実感します。
 石膏ボードと新建材とビニールクロスの家とは、やはり異質の空間です。


トイレの手洗い

 トイレの手洗いです。

 ボウルには陶器を使いました。カウンターをくり抜いて置いただけの簡単なもの。水栓も板から直接立ち上げています。


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 古材でつくったカウンターは多少反りもありねじれもありますが、それはそれとしてそのまま使っています。そこに据えられた陶器のボウルもやはり真円ではなく微妙にひねっています。 
 
 なかなか相性が良いように感じています。


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下駄箱をつくる

 下駄箱をつくります。

 材料は杉の板。幅は約45センチ、厚さは3センチ。十分乾燥させた木をつかいますが、完成後に家で使っている間にも木は動きます。そのことを考えてどのように組むかを考えます。幅の広い板を使うときには特に気をつかいます。

 写真は天板を裏返した状態。長手方向の2本の溝は建具の入る溝、短手方向の3本は縦枠と間仕切りの納まる溝です。短手の溝は中で広がるように彫ってあります。

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 縦枠に蟻とよばれる形状をつくります。溝に納まる部分が末広がりになっています。

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溝に滑り込ませるように徐々に叩き込んでゆきます。

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 こうして組んでやって板の反りを抑えます。釘は必用ありません。

 組み上がったら背面に板をはり、棚板をおさめ、別途つくった建具を収めて完成です。

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薪割り

昨日から雪もちらつき、本格的な寒さになってきました。

我が家の薪ストーブもフル稼働。
薪の消費も激しいです。

その大切な薪。
薪割りの担当は私です。
学生時代にやっていた剣道のおかげか、スパンスパンと面白いように割れていきます。
私も気分がスッキリ。

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やり始めると止まらない。
それくらい楽しいです。




手作りスピーカー

我が家にはスピーカーがたくさんあります。
そのほとんどが連れ合いの作ったもの。

これは作業場にあるスピーカー。
時計が掛けてあって、まるで壁のようですがちゃんと音が出ます。

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こちらは和室。
床の間をスピーカーが占領しています。
これも連れ合いの力作。


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仕事をするときも音楽は欠かせません。



家具の扉をつくる

 大工がつくる造りつけの家具があります。食器棚やトイレの収納、下駄箱など。これらの扉、今回は大工がつくります。

 大小さまざま全部で30枚。

 一番大事なのが木取りの過程。ストックしている材料の中から扉に見合った部分ものを選び出して、仕上がり寸法よりひとまわり大きく、部材ごと荒寸法にします。部材ごと間違わないように木口に使用場所を書いておきます。木取ったあと1週間程度寝かせて再度木の癖を出します。そして最終寸法まで加工。

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 反りやねじれがこないように、扉の枠の部分には柾目(木目がまっすぐとおった部分)を使います。年数の経た目のつまった部分、いわばトロの部分です。

 枠の一方に扉の面材となる板を入れるための溝をついてやります。

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 見栄えの良いように木目を見ながら、板を入れて、枠を組みます。ボンドも併用してクランプで締めて1日置きます。 

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床養生はがしと油塗り

 待ち遠しかった、床の養生をはがす日です。内部の造作工事もほぼ終わり、傷防止のために床に貼ってあった養生ベニヤをはがしてゆきます。

 掃除を済ませたら、床板に汚れ防止のための油をすり込んでゆきます。無垢の杉板なので合板のフローリングのように表面加工していないためにどうしても汚れやすくなります。それを抑えるために油を塗ります。木の呼吸を妨げない程度のものですから、完全に防げるわけではありませんが、ツヤが出たり水がしみ込みにくくなったりと一定の効果はあります。あくまでも木の性質を活かすことを第一に考えます。

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杉の床板でもできるかぎり赤身のもの(木の芯に近い部分)を使うようにしています。白い部分と比べて油分が多く、年数がたつと自身の油でツヤが出てきてだんだんと美しくなります。合板のフローリングでは味わえない良さです。

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座卓をつくる

座卓をつくります。

今回の天板の材料となるのはラオス杉。
大きさは幅90センチ、長さ2メートル、厚さ8センチ。
製材されてから何年もたっていて日に焼けていて黒くくすんでいます。

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木が乾燥する過程で、反りや捻れが出ているので、まず大雑把に電気かんなで平面を出してやります。定規をいろいろな方向から当てて確かめます。

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平面が出たら、手かんなで仕上げてゆきます。

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最終的に6.5センチの厚みになりました。
脚に使ったのは柱材のあまり。

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居間の主テーブルとして使います。

幅の広い一枚板は普段あまり市場にはでまわらないので、依頼がきてから手配したのでは間に合いません。日頃からいろいろとアンテナをはっておいて、「こんな板が出たよ」と話があれば、将来の仕事を夢見て購入しておきます。



ミニ建前

浴室外部の坪庭部分の建前の様子です。
ガラスは透明になっていて、浴室から坪庭を眺めることになります。
外からの目隠くしも兼ねて塀を作ります。1坪弱の広さですが、ひととおりの部材が必用で、小さいながらも作業は家を建てる時と同じです。

土台に柱を立て、貫を通してゆきます。

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桁を組んだら柱には込み栓、貫には楔を打ち込み、構造を固めます。

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表と裏から貫に板を打ち付けて目かくしにします。

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ここまでおよそ丸一日。
材料の下ごしらえがやはり命。当日は組み立てるだけです。


洗面台

 杉の木と古材を使った洗面台です。カウンターとボウルは半既製品のものを使っています。機能は最小限、タオルなどをかごに入れて置いておく棚だけ作っています。扉や目隠しの板などはありません。

 できるかぎり既製品のものは使いたくない、との思いがあります。
キッチンのところでも書きましたが、大きな理由はそのほとんどの素材が合板やプラスチックであるということです。特に合板は水回りにはできるだけ使いたくありません。

「水回りに木はちょっと、、シミにもなるし、、」という声もあります。
しかし、
「水回りだからこそ本物の木を使う。木は常時湿った状態でないかぎり、そんなに簡単に腐るもんじゃない。ベニヤより絶対長持ちする」
と、連れ合いは申しております。

 毎日使っていれば、たしかに多少のしみは付くでしょう。しかし、つかう人間もつかわれる木も同じ生き物。それは当然のこと。同じように年輪を重ねていくものだと思います。


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