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工事を終えて5年、土間の窓に新たに格子をつけに。ようやく庭が完成したと聞いていたので、かみさんとふたりで向かいました。前面はすれ違いもできない程の狭い道でしたが、少しセットバックして3台分の駐車場、散策できるような感じの小径がつくってありました。個人の庭ですが、敷地と周囲を隔絶するような塀はなく、かなりパブリックな感じす。近所の方が買い物帰りにふと立ち寄れるように、そんな意図を感じました。これから年月がたち、木々も大きくなってゆくのでしょう。勿論四季折々の変化も。伺う楽しみが増えました。

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軸組の模型をつくる

大工です。
新築や再生工事など、構造の検討を要する大きな仕事の場合は、まず軸組の模型をつくります。縮尺は1/20から1/33くらい。10mが33センチから50センチくらいの大きさになります。基礎から始まって土台、柱、桁、梁、母屋、棟木の順に組み立ててミニ棟上げです。模型での柱の太さはおよそ4ミリ。机の上で夜なべの作業となります。写真は大島の家の模型。

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家を建てる際、合計4回は棟上げをします。1回目は図面を読んで見積りの材料拾い出しをするとき(頭の中で組みます)。2回目は軸組模型をつくるとき。3回目は実際に墨付け、刻みをするとき(これも頭の中で)。そして、実際の建前で。それぞれの段階で、問題点や検討事項などをそれぞれの段階で洗い出し、解決した上で本番の棟上げとなります。 
その中でも、全体を一望できる模型をつくることの意味は大きいです。家は細かな部分の集まりですが、全体のバランスは大変重要です。模型でそれを確認する事ができます。

模型づくりは手間のかかる下作業ですが、私にとって思考の手助けとなる大事な方法です。工事が終わっても保管しています。大工として、あといくつできるのだろう?
人生は短い。な。


ご来場ありがとうございました。

 大工です。 
 週末2/7(土)、8(日)に開きました「古民家再生 完成見学会」、本当に多くの方々にご来場いただきました。まず、この場をかりてお礼申し上げます。ありがとうございました。来て頂いたみなさんからは、年数を経たもの、もしくは使い込まれたものに対する熱い眼差しを、私なりに感じる事ができたことは、今後の仕事をする上での大きな励みとなります。
 今回、大工として再生工事に携わらせてもらいましたが、そこから、古くから伝わる大工の技術を教わったのはもちろんのこと、それ以上のもの、大工として生きてゆく道標のようなものをもらったようにも感じています。これを糧として、これからに役立てたいと思います。(過去記事「古民家再生という仕事を終えて(大工より)」)

 もし、今回の見学会で何か感じることがありましたら、是非ご連絡下さい。仕事の有無に拘わらず、良いご縁になればと思います。

 今後ともよろしくお願いします。

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大工の連れ合いです。
今回の見学会では、私達の予想を遥かに超えた多くの方が、はるばる大島まで足を運んでくださいました。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

用意していたパンフレットも足らなくなってしまい、申し訳ありませんでした。お伝えしましたとおり、後日郵送させていただきます。


みなさま、本当にありがとうございました。


2/7(土)、8(日) 古民家再生~完成見学会のおしらせ

大工です。

この土曜日、日曜日に、以前からお知らせしていた古民家再生の完成見学会を開きます。詳しくは右の写真をクリックしてください。大島大橋を渡って車で30分弱です。事故のないよう、気をつけてお越し下さい。
当日は現場近くには案内板を出します。駐車場あり。

どんどん壊されてゆきつつある古民家。少しでも多くの方に見て頂くことで、その流れをいくらかでもくい止めたいとおもっています。

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油からあげる

大工です。

油に浸けて箸で取り出す作業。新聞紙の上に山になってゆく様を見て、短冊状になったサツマイモを揚げる料理人になったような錯覚を覚えました。

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