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どこまで修理するか

2000年に独立した際に中古で買った2tトラックが、18年目を迎えた。当初の走行距離6万キロ、現在36万キロ。その間いろいろと小さな故障はあったけれどもその度に直して乗ってきた。幸いエンジンは好調で、燃費は10㎞/ℓを維持。パワーもある。車体には傷やへこみ、錆が目立ちはじめていたので、2週間ほど車屋に預けて、化粧直しをしてもらった。全板金塗装してもらって、先日、真っ白になって戻ってきた。後10年、いや、後20年、できる限り乗り続けたい。

プリンタの調子が悪く、買い替えるかどうかさんざん迷ったが、結局3度目の修理に出した。
パソコンも今年2度修理に出した。

「新しく買い替えた方が安くつく。」それでも修理して使うのか。
それでも修理して使い続けたい。そう思えるものしか持たないようにすれば、
どれだけ日常が豊かになるだろう。

かわって、島の現場の話。「それでもなおしたい」という希望に応えるべく、全力を尽くしたいと思う。
北側部分の梁、差鴨居、シロアリにやられていて、おまけにその下に柱がない。
やぐらを組んで、最大10センチジャッキアップ。サポートをかっておいて梁を抜く。
やられていた2階の隅柱を撤去して、新たに地面から通し柱を入れる。
めざすところの完成図面は描き、だいたいの方針はたてている。
しかし、シロアリは木の中身だけ上手に食べて外皮1枚残す。思いのほかやられていて、毎日、方針変更。
ブリコラージュの極地のような現場。正解はない。材料は材木と道具と経験のみ。
その場に当たらないと、対策はみつからない。布団の中でいろいろと思いをめぐらすのは、やめにした。

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あとはセルフで。

 昨年の春からの工事がようやく終わりました。構造と屋根と2階外壁の改修だけの請負。これからあとは施主さんがセルフで。
 次は現場が大島の北側から南側に移る予定。またまた古家の改装です。今度もこの現場以上に、難工事です。「今のこの古家を何とかしたい。」このての依頼にめっぽう弱く、毎度の事ながら見積りに四苦八苦します。予算内に抑えるには工事の取捨選択が不可欠ですが、これが本当に難しい。大工工事の割合は、総工事費の4割程度なので大工の頑張りにも限界があります。最近やっとわかってきました。施主さんと腹を割って話をするしかありません。

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解体終了

下屋4辺のうち、残す1辺。併設する離れと屋根続きになっているが、ここが一番ひどい。ずれた瓦をセメントで固めてあるが、その瓦の隙間の所々から草が生えている。
瓦を下ろして屋根をばらす。土壁を落として雨漏りで腐った桁と柱を全て解体し、離れと構造を切り離し離れ側には仮の柱を建てる。ばらしと片付けが終われば、気分的には7割仕事が終わった感じになる。どう直すかが頭にないとどう壊すのかもわからないのだが、開けてみないとわからない事も多い。作業前に思い描いていた青写真にかかっていた雲が晴れて、視界が一気に開ける瞬間。文字通り下から空が見える。手順が決まってしまえば、ここからは早い。無事四周屋根がつながり、雨漏りの心配はなくなった。瓦屋さんを待つ。

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年が明けて

また一年が終わろうとしている。と、書きはじめて年を越えはや半月。20歳で見習いにきたKも6年目。3年前にO君を呼び寄せて、以降3人体制。この自分が人を雇って仕事をするなど、若い頃は考えもしなかった。独立当時は仕事もなく国民年金の支払いも免除してもらうような状態だった。ひとりなら仕事がなければじっとしておけばいい、したくない仕事を取ってきてまで仕事はしたくない、人を雇えば、不本意な仕事もせざるを得なくなると考えていた。しかしどうだろう。ふたを開けてみると、何と仕合わせな数年間だったろうとしみじみ思う。仕事をまわしつつ、ほぼやりたい形で仕事ができてきたのは、この若いふたりによるところが大きい。「独立して仕事をするつもりがないのなら雇わない」との大前提できてもらってる。その日は遠くないだろう。最近私は機会があれば「新築なんていらない。古家を直せば良い」と発言している。この数年間、古家の壊し、改修については人一倍携わってきたつもりだが、その事は少なからず彼らの今後に影響を及ぼすだろう。

半年以上前から関わっている古屋の改修。雨が漏り、桁も腐っている。瓦を剝がし、土を落とし、杉皮を剥いで垂木を抜いて、腐った桁と柱を交換し、新たに屋根を葺く。下屋のばらしも最終コーナーを回りやっと先が見えてきた。新築中に合間を見ての仕事なので、一気にはできない。少しずつバラしながらつくり、バラしながらつくりの繰り返し。そんな状況を何も言わずに見守ってくれている施主さんをありがたく思う。

古い民家、戦前に建てられた民家はおおらかでてらいがない。空間がどうの、納まりがどうの、仕上げがどうの、そんな詰まらぬ事に拘泥している現在の我々をあざ笑うかのようだ。
新築で疲弊した心を古屋の改修で癒す。
そんな心持ちは私の偽らざるところ。

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根継ぎ

どの高さでどうやって継ぐか悩むところです。当初1mの高さで金輪継ぎで根継ぎするつもりでしたが、方針転換。ここはもともとあった足固めの穴を利用してこのように継ぎました。かなりの鉛直荷重がかかります。材は10年寝かせていたケヤキです。

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