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田植え
辺りの他はだいたい5月下旬に田植えを済ます。うちの田植えはいつも6月下旬と、約ひと月遅い。今年は6月20,21,22の三日間。4年前に中古の田植え機を手に入れ、機械植えにしていたが、今年から手植えに戻した。芽出しをする際、当初、蒔く籾の量は一箱辺り50g程度だったが、機械植えにしてから150gに増やした。そうしないと空振りの回数が増え、あとあと補植する手間が莫大になり、なんのための機械植えかわからなくなってしまうからだった。しかし、このことで、「無農薬でやるのなら丈夫な苗を育ることが大事」という大事な部分を捨ててしまった。相変わらず収量は増えず、米作りがだんだんと苦痛になってきていた。そして、カミさんと話し合い、初心に帰ることにした。中古でポット苗箱を新たに購入、苗箱1箱に直径1.5㎝の穴が446個あいている。そこに2,3粒ずつ芽出しした籾を入れて土をかぶせる。これを30箱分、気が遠くなる作業を地道に続ける。苗の生育自体は今までとさほど変わらないように感じたけれど、田植えをしてみてわかったことは、ポット苗は田植えの際にちぎって根を切ることがない、ということ。田植え後すぐ定着し、成長が早い。今年は株間も広げ縦横共に30㎝の碁盤の目。縦横に手押しの除草機が入るようにした。これで田に入るハードルが一つ減ったと思うが、あとはやる気次第。


農繁期
種籾(たねもみ)
米づくりの主導権はかみさんにある。籾で保管してある昨年の米から塩水選で今年の種籾を選別、1週間程水につけてから、たらいに入れて一晩風呂の残り湯に浮かべる。そして翌日苗箱に蒔く。苗箱にして30箱。一箱あたりそのくらいの量の種籾を蒔くかは、どういう米づくりをするかに大きくかかわる。「丈夫な苗を育てることがまず第一」と、手植えしていた頃はひと箱あたり40g。一定面積に密植すれば一株の大きさは小さくなる。昨年からは田植機を導入した事もあって60gにしたけれど、まだまだ空振り(機械がひろってくれない)が多く、補植にずいぶん手間がかかった。今年は70〜80g、だんだんと効率重視に移ってきてしまっている状況がある。廻りの農家は200〜250gというので、それでも1/3くらいなのだけれども。苗箱は現在、ウッドデッキのうえで日差しを浴びている。田植えは6月中旬の予定。
かみさんがネットでポット苗式の田植機なるものを見つけて「来年からはこれよ!」と意気込んでいる。おまかせします。

かみさんがネットでポット苗式の田植機なるものを見つけて「来年からはこれよ!」と意気込んでいる。おまかせします。
