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4年越しのセルフビルド
どのくらい前だったのか、調べてみるとちょうど4年前の秋。
空き家となっている自宅を直したい。屋根や構造など、自分ではできない部分を大工さんにお願いして、その他の造作工事は自分でやりたいと思っている。と相談があり、全面的に協力を約束。
ほぼ仕上がって、薪ストーブも自分でつけたとのことで、見せてもらいに伺いました。
4年前、工事前。

瓦が崩れて屋根が陥没。雨漏りあり。シロアリの被害あり。柱の沈下多数。
家のジャッキアップから柱の根継ぎ、構造補強を施して、その1年後に屋根工事。瓦をはがして屋根下地からやり直し。そして屋根と骨組みがきっちりなったところでOさんにバトンタッチ。
それから2年。外壁、サッシ、風呂、トイレ、キッチン、ロフト、居間、玄関が終了。和室とその奥の1部屋の工事が残っているもののほぼ住める状態になっていました。

そして薪ストーブ。

よくぞここまで、よくお一人で。
お祝いにウォールナットのテーブルを持って行きました。落ち着いたら竣工祝いをやりましょう!

空き家となっている自宅を直したい。屋根や構造など、自分ではできない部分を大工さんにお願いして、その他の造作工事は自分でやりたいと思っている。と相談があり、全面的に協力を約束。
ほぼ仕上がって、薪ストーブも自分でつけたとのことで、見せてもらいに伺いました。
4年前、工事前。

瓦が崩れて屋根が陥没。雨漏りあり。シロアリの被害あり。柱の沈下多数。
家のジャッキアップから柱の根継ぎ、構造補強を施して、その1年後に屋根工事。瓦をはがして屋根下地からやり直し。そして屋根と骨組みがきっちりなったところでOさんにバトンタッチ。
それから2年。外壁、サッシ、風呂、トイレ、キッチン、ロフト、居間、玄関が終了。和室とその奥の1部屋の工事が残っているもののほぼ住める状態になっていました。

そして薪ストーブ。

よくぞここまで、よくお一人で。
お祝いにウォールナットのテーブルを持って行きました。落ち着いたら竣工祝いをやりましょう!

あとはセルフで。
ブランコ
数千万円するマンションと数百万の古民家(庭付納屋付)。ふたつは同じ町内にあるが、後者は車が入らず、再建築不可。当然後者を選ぶ人もいる。数百万かけて修理すればかなり贅沢な空間ができる。住まい手が自分で工事するのが理想との考えを共有し、私はその手助け。急ぐ必要はない。住みながら、行きつ戻りつ、空いた時間にゆっくりと。暗くホコリだらけの納屋をゲストハウスにする。壁を一部壊して開口部に。2階の床も半分壊して吹き抜けに。光と風が入るようになりました。床の材料は安価な足場板。材料を届けて工事の手ほどきをし、進捗を待ちます。そして次の工事に。プロと同じようにできるはずはありません。限られた材料と、限られた腕と、限られた道具と、限られた時間と。みんなそれぞれおかれている状況は違う訳で、その中でなんとか自分なりの方法を見つけて行くことが大事です。無い物ねだりはしないこと。完成を求めず、家をつくるプロセスを楽しむこと。帰り際「ブランコができそうだね」と、奥さんのことば。トラックから荷締め用のロープを引っ張り出して2本に切断、吹き抜け上部の2階屋根の丸太梁からぶら下げて、余った材をに穴をあけてロープを通して結んでできあがり。ロープが長いので触れ幅が大きく、結構楽しい。


家を揚げる
今までかつて2度曵き屋(家を揚げて移動させる)をやりましたが、その道のプロに頼みました。今回は曳くことはなく揚げるだけです。古屋の修理にはジャッキアップはつきものなので、その技術を身につけてハードルを低くしておきたい。そして工事費用も安く抑えたい。なので自分でやることにしました。手持ちの建築ジャッキ8個と車のスクラップ屋をめぐってかき集めた油圧ジャッキ12個そしてM16のボルト数十本、杉の梁10本。そして1m程度の角材100本程度。柱に梁を抱かせてボルトで締め上げ、それにジャッキをかけて揚げます。古家は柱ごとに石に乗っかっているだけなので、100年以上経って沈下したり柱が腐ったり、かなりひどい状態です。10センチ以上下がってる柱もありますが、家は倒れないものです。

