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あとはセルフで。

 昨年の春からの工事がようやく終わりました。構造と屋根と2階外壁の改修だけの請負。これからあとは施主さんがセルフで。
 次は現場が大島の北側から南側に移る予定。またまた古家の改装です。今度もこの現場以上に、難工事です。「今のこの古家を何とかしたい。」このての依頼にめっぽう弱く、毎度の事ながら見積りに四苦八苦します。予算内に抑えるには工事の取捨選択が不可欠ですが、これが本当に難しい。大工工事の割合は、総工事費の4割程度なので大工の頑張りにも限界があります。最近やっとわかってきました。施主さんと腹を割って話をするしかありません。

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ブランコ

数千万円するマンションと数百万の古民家(庭付納屋付)。ふたつは同じ町内にあるが、後者は車が入らず、再建築不可。当然後者を選ぶ人もいる。数百万かけて修理すればかなり贅沢な空間ができる。住まい手が自分で工事するのが理想との考えを共有し、私はその手助け。急ぐ必要はない。住みながら、行きつ戻りつ、空いた時間にゆっくりと。暗くホコリだらけの納屋をゲストハウスにする。壁を一部壊して開口部に。2階の床も半分壊して吹き抜けに。光と風が入るようになりました。床の材料は安価な足場板。材料を届けて工事の手ほどきをし、進捗を待ちます。そして次の工事に。プロと同じようにできるはずはありません。限られた材料と、限られた腕と、限られた道具と、限られた時間と。みんなそれぞれおかれている状況は違う訳で、その中でなんとか自分なりの方法を見つけて行くことが大事です。無い物ねだりはしないこと。完成を求めず、家をつくるプロセスを楽しむこと。帰り際「ブランコができそうだね」と、奥さんのことば。トラックから荷締め用のロープを引っ張り出して2本に切断、吹き抜け上部の2階屋根の丸太梁からぶら下げて、余った材をに穴をあけてロープを通して結んでできあがり。ロープが長いので触れ幅が大きく、結構楽しい。

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家を揚げる

今までかつて2度曵き屋(家を揚げて移動させる)をやりましたが、その道のプロに頼みました。今回は曳くことはなく揚げるだけです。古屋の修理にはジャッキアップはつきものなので、その技術を身につけてハードルを低くしておきたい。そして工事費用も安く抑えたい。なので自分でやることにしました。手持ちの建築ジャッキ8個と車のスクラップ屋をめぐってかき集めた油圧ジャッキ12個そしてM16のボルト数十本、杉の梁10本。そして1m程度の角材100本程度。柱に梁を抱かせてボルトで締め上げ、それにジャッキをかけて揚げます。古家は柱ごとに石に乗っかっているだけなので、100年以上経って沈下したり柱が腐ったり、かなりひどい状態です。10センチ以上下がってる柱もありますが、家は倒れないものです。

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うららかな春の日に

大島久賀にある築110年の民家です。最初に相談を受けてから一年半が経ち、ようやく工事着工となりました。施主さんは日曜大工が趣味、工事もできる範囲で自分でやりたいという話に「やりましょう。手助けします」と即答しました。雨漏りはするし、柱も腐ってゆかはぶかぶか。事前に家財道具だけ片付けてもらっておいて、床の解体から工事を開始。まず、家をジャッキアップすることからはじめます。

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薪ストーブ設置

工事着工から1年以上が過ぎ、やっと薪ストーブ設置までこぎつけた。追加で家具工事も頼まれているけれど、とりあえず一段落。

「築20年くらいの中古の家を買ったのだけど、冬、とにかく寒い。相談に乗ってもらえないか。」と、学生時代の友人から連絡があり、20年以上の歳月を隔てて再会したのが2年前。なるべくお金をかけずにとの相談をうけて、こちらからセルフビルドを提案、素人ではできない木工事だけ請け負って、解体や断熱工事、電気工事、左官工事は「アドバイスはするから自分でやりな。」どこまでできるか少し不安はあったけれど、住宅施工の専門書を買い込んで勉強し、自分で材料と道具を揃えた上での、週末だけの工事。時間はかかったけれど、自力でここまでたどり着いたのは本当に立派だと思う。少しくらい失敗してもいい。釘が見えてたってかまわない。家づくりのハードルを下げて、もっとみんなにその楽しさを知ってもらいたい。そうすれば、出来合いのハウスメーカーの家が中身の無いただの箱にすぎないこと、そこに大金を投じることがドブに金を捨てるようなものであることが、少しは実感してもらえるんじゃないか。

外部を触ると足場が必要だったりと、大金がかかる。内壁を全部はがして壁、天井、床にウールの断熱材を入れて、細切れになっていた部屋を大幅にぶち抜いて、家一軒をほぼワンルームにした。その工事の締めくくりが薪ストーブの設置。「週末に薪ストーブが届く。重さが130キロあるんで搬入と設置、煙突工事を手伝ってもらいたい。」当日は別の用事があったので、若い衆二人に行ってもらった。なんとか設置できたらしく、後日確認に出向いてほっと一息。当初の要求からはかなり脱線した部分もあるけれど、不満の声もまだ聞かない。快適な冬がおくれているのか、今度たずねてみよう。

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