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振れ隅木

新築の場合は切妻屋根を原則としているので隅木というものそもそもが無い。古屋の改修工事の場合ほぼ入母屋なので、否応なしに隅木とかかわることになる。通常45度で入る隅木が、平部の屋根と妻側の屋根の勾配が違うの場合は隅木が振れる。この現場は平部が5寸勾配、妻部が4寸勾配なので4×5の長方形の対角線が隅木の角度になる。その隅木に垂木、広小舞、鼻隠しなどが取り付いてくる。現場で規矩術の勉強会。

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柱の根継ぎ

海のほとりにある、施主さんが船小屋と言われる建物。かつては船の保管庫だったのだろう。今は海との間に防波堤があって2階に上がらないと海は見えない。そこで2階に海を一望するデッキを作ろうという計画です。
和釘が使ってあるので明治時代の建物と判断。いたるところに修理の跡が見える。雨漏りによる柱、梁の腐食も多数あり。まずは建物をジャッキアップして、足元が腐った柱の根継ぎから。数十トンの家を持ち上げるのはいつも怖さがつきまとう。目、耳、五感を最大限に働かせながら。

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ケヤキのテーブル

10年以上前に購入したケヤキの一枚板、最大幅2.3m、長3m、厚12㎝。無垢の木でキッチンを作りたいという要望があり買い求めたものだが、結局他の板を使うことになり、それ以降ずっと材料置き場で眠っていた。これだけの大木を切り刻んで使う気にはなれないが、普通の家で使うには大きすぎる。

新作業場への引っ越しに合わせて32畳大の休憩室に搬入、当分荒材のまま放置していたものを年末数日かけて3人で仕上げた。
いつか良い行き先が決まりますように。

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HPを更新しました。

ホームページの建築事例に「差川の家」を追加しました。

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夏休み

約1年がかりの新築工事が終わり、7月初旬から盆明けまで1か月半の夏休み。初めての長期休暇の提案に、若い衆も顔がほころんだ。

新築仕事というのは塗り絵のような感じ。設計士が書いた下書きの上に大工が色をつけて完成。図面通り決められた通りに作って行けば必ず完成する。図面の完成度が高ければ高いほどイレギュラーなことも起こらない、ストレスもない。それを楽しいと思うかつまらないと思うかは人それぞれだろう。しかし、既定路線の踏襲だけでは一年に及ぶ工事期間中のモチベーションは保ちにくい。毎回新たな課題と試みが必要だ。

今回はできるだけ製材士さんには頼らず手持ちの材料から自分達で木ごしらえをした。既製材料を使わず、できる限り手持ちの材を無駄にしないことを前提にすると垂木の寸法もバラバラ、縁側の板の幅もバラバラになる。同寸に揃えようとすると最も小さい材に合わせることになり材が無駄になる。広島県山中にある、築100年以上の古家を見せてもらう機会があったが、10年近くかけて作られたという建屋の山桜の縁甲板は一枚一枚の寸法はまちまちだった。大工自ら山から伐り出した材を無駄なく使おうとすれば当然のことだろう。まちまちの幅の板の縁側がなんとも言えず心地よく映るのは同じ大工だからか。これでいい。こだわるところとこだわりを捨てるところ。これからは後者を意識して見極めてゆきたい。肩の力を抜いた自然体の建築を心がけたいと思う。

行く先のわからない旅に惹かれるのは年をとったせいか。古家の改修仕事が懐かしい。

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