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もうすぐ12月

やっと足場がとれました。4月に建てて早7ヶ月。この間、うちより遅く着工して既に竣工した物件を数々見てきました。やっとここまで来たかと感慨深い。長期の現場はどうしても波が出る。集中力の維持が一番の課題。日が短くなりました。「ライトを点けてやる仕事に良い仕事はない」という親方のことば。工期は迫ってますが、残業はしません。

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井戸水を引く

更新が滞っています。ブログを書くくらいのゆとりは持っていたいもんです。ひと月更新しないと無用な広告も出ますし。
50m程の深さまで井戸を掘りました。水質も良く、水量も豊富。井戸水をメインにして水道水をサブにします。調べてみると、日本の水道普及率は97.8%、山口県は93.4%。でも、きれいな井戸水が出れば、水道は不要、一番の贅沢です。高台の住宅敷地内まで敷くのに20m程掘らないといけません。できるだけ木の根を切らないでと水道屋さんにお願いしたら、全て人力できれいに掘ってくれました。これは写真に撮っておかなくてはいけない。幼少の頃の土遊びを思い出しました。

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雨つづく

もうここ何日も青空を見ていないような気がする。家の周りの田んぼはどこも稲刈り途中で放置され、雨の重みで穂が倒れて地につきそうになっている。うちの田の稲刈りはまだ先の話だが、穂が太る時期の長雨で日照不足が気になる。何とも厄介な雨だ。ならば晴工雨読といきたいところだけれど、完成を心待ちにしているひとがいるとなればなかなかそうも行かない。現場はシートを張っての外壁はり。幅190㎜、厚18㎜の杉板縦ばり。朝一番で数百枚の板を現場に搬入。雨に濡れながらの一週間。腰が重たい。土日と休んで息子とかみさんに背中を叩いてもらって、ストレッチポールの上でゴロゴロ。 飲みのお誘いにも不義理をしてしまいました。

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カンナ考

応援も終盤、刻みが終わり屋根材料を削り終え、「ふたりで柱を仕上げようか。あした仕上カンナ持ってきて。」その晩、家に帰って台の調整と研ぎをして床についた。 応援先は、私に一枚カンナの仕込みを教えてくれた師匠のところ。以前、「これを仕込んでみて」と師匠から、フリーマーケットで安く買った古いカンナの刃を5,6枚譲り受けていた。仕事の合間を見て4枚仕込んでいたもののうち、一番具合の良さそうなものを、翌日現場に持ってゆくことにした。

「のう、○○さん。削ろう会で普段使いもせんようなもったいぶったきれいな道具を桐の箱から出してきて、節のひとつもない檜の柾目の特上の材料を削って、削りくずがやれ何ミクロンじゃと競うことに何の意味があるんじゃろうか。」
 
師匠のカンナはここ何十年もの手あかにまみれて黒光りし、刃は研ぎ込まれて短くなり台から頭がほんの少しのぞいている程度、そんなものが何枚も無造作に他の手道具と一緒に道具箱に放り込まれている。カンナで1000分の数ミリ単位の薄さの削りくずをだすことはたしかに難しく、程度のよい刃物と正確な台の調整と確かな研ぎの技術がいる。しかしその技術が普段の現場で使われていないとすると、その技術はもはや死に体だ。普段はプレカットにボードはりとサイディングといった仕事に追われ、年に一度の削ろうかいで溜飲をさげているのだとすればこれほど悲しいことはない。師匠にとってカンナ削りの技術はどこまでも生業の一部なのであって、それが一部の特権階級の遊びのような扱いをされていることに我慢ならなかったのだろう。 1週間ふたりきりで仕事をすれば、休憩時間にふとしたきっかけでこういう生きたことばがこぼれ出てくることがある。 

桑の大黒柱と檜の節あり大柱を削らせてもらった。

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師匠からもらった刃を仕込んだカンナ。刃口に真鍮を埋め込んだ一枚カンナ。これで逆目を止める。

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応援と応援

あっという間に盆が過ぎ、9月に入る。「棟上げが近いので」と知人の大工から応援を頼まれ、既に一週間。朝夕は自分の現場で打ち合せと少しの仕事をし、10時から15時までの応援に行っている。当方の現場も年内竣工に向けて日程的に余裕はないので、ひとり応援を頼み、現場は3.5人体制。 

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